Javascriptに対応した環境でのみ閲覧が可能です。 グレイ・フォックス - 人物事典 - メタルギアコンベンション
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グレイ・フォックス

最終更新日:2022-10-03
グレイ・フォックス
1999(MG2)

グレイ・フォックス(Gray Fox[])は、メタルギアの正史シリーズに登場する人物で、 幼少期から生涯に渡って様々な紛争に参加した軍人。 戦士・諜報部員として非常に優れた能力を持ち、 その”FOX(フォックス)”の暗号名は米陸軍の特殊部隊『FOXHOUND』在籍時に 部隊における最高の栄誉、称号として司令官の”ビッグボス”から与えられたものである。 本名は”フランク・イエーガー”。 『シャドーモセス島事件』における ”サイボーグ忍者”としても知られる。 まだ”ネイキッド・スネーク”と呼ばれていた時代のビッグボス、 および”ソリッド・スネーク”の双方と深く交流したことのある、数少ない人物の一人でもある。


基本情報

名前 グレイ・フォックス (Gray Fox[])
本名 フランク・イエーガー (Frank Jaeger/独:- Jäger)
別名
  1. 絶対兵士 (Perfect Soldier)(『MPOで語られる幼少期』)
  2. ヌル (Null)(『MPOで語られる幼少期』)
  3. フランク・ハンター (Frank Hunter)
  4. サイボーグ忍者 (Cyborg Ninja)
  5. ディープ・スロート (Deep Throat)
性別 男性
出身地 ベトナム(『MG2で語られる幼少期』)
身長
  1. 179cm(1999年/MG2[]
  2. 181cm(2005年/MGS1[]
体重 85kg(1999年/MG2[]
所属組織
  1. FRELIMO (モザンビーク解放戦線)(『MG2で語られる幼少期』)
  2. RENAMO (モザンビーク民族抵抗運動)(『MPOで語られる幼少期』)
  3. CIA
    1. FOX(準隊員/『MPOで語られる幼少期』)
  4. 米陸軍
    1. FOXHOUND
  5. ザンジバーランド
主な登場作品
  1. メタルギア
  2. メタルギア2 ソリッド・スネーク
  3. メタルギアソリッド
    1. メタルギアソリッド ザ・ツインスネークス
    2. メタルギアソリッド バンドデシネ
  4. メタルギアソリッド ポータブル・オプス
声優
  1. 塩沢兼人MGS1
  2. 福山潤MPO
  3. 山崎たくみMGS:BD
声優(英語版)
  1. グレッグ・イーグルスMGS1
  2. ロブ・ポールセンMGS:TTS
  3. ラーク・シュピースMPOMGS:BD

経歴

グレイ・フォックス(フランク・イエーガー)の幼少期は、 小島秀夫監督作品であるMG2スピンオフ作品であるMPOの間で 語られる経歴が大きく異なるため、項目を分けて記述する。 これについては『メタルギアソリッド ポータブルオプスは正史作品なのか?』のページも参照のこと。

MG2で語られる幼少期

ベトナムでの強制労働

『ベトナム戦争(~1975年4月)』の終結間際、あるいはその終結後のベトナムにおいて、 現地民と白人の間の子供として生誕。 終戦後のベトナムでは”白人との二世”は迫害され強制労働を強いられていたという歴史があり、 フランク・イエーガーもその被害者の一人であったが、 やがて現地を訪れていた傭兵”ビッグボス”に救い出される。 フランクは後に、強制労働下にあった頃の自身の生活を”地獄”だったと振り返っている。

モザンビーク内戦

フランクはやがて『モザンビーク民族抵抗運動(RENAMO/1975年成立)』の一員として参加。 モザンビークは1974年までの『モザンビーク独立戦争』によってポルトガルから独立を果たし、 同戦争で反政府組織として戦った『モザンビーク解放戦線(FRELIMO)』が政権を握るが、 独立後のモザンビーク内でRENAMOが新たな反政府組織として成立。 1977年の勃発から1992年の和平に至るまでFRELIMOとRENAMOによる内戦(モザンビーク内戦)が続くことになり、 フランクもRENAMO側の兵士としてその戦いの一時期に参加していた。 その中で彼は敵勢力に捕らえられて拷問を受けることになるのだが、 そこでビッグボスと再会し、再び彼の手によって助け出される。 その際、フランクは耳や鼻をそがれて悲惨な状態だったという。

余談だが、後項『MPOで語られる幼少期』で記述している別の経歴では、 フランクは上で備考として記述した モザンビーク独立戦争におけるFRELIMOの一員として戦っていたことになっている。

MGSVとの整合性

MG2と同じく小島秀夫監督作品である 『メタルギアソリッドV グラウンドゼロズ(2014年発売)』 および『メタルギアソリッドV ファントムペイン(2015年発売)』において、 ビッグボスが1975年3月の”事件”によって瀕死の重体となり、 その後1984年までの9年間に渡って昏睡状態であったという過去が明かされたため、 前2項目で記述しているフランクの経歴に影響を与えている。 フランクのベトナムでの強制労働についてはあくまで”戦後”としか語られておらず、 モザンビーク内戦も1992年まで続いているため、 2度に渡ってビッグボスに救われたという出来事が いずれも1984年以降のものであると考えれば整合性を取ることはできる。 しかしそうなると、後項『ローデシア紛争/アメリカへ』で解説している 経歴との整合性が難しくなってしまう(同経歴の解釈にもよるが)。 そのため今になって振り返ってみると、 本項目で解説している『MG2で語られる幼少期』よりも 後項で解説している『MPOで語られる幼少期』の方が 正史シリーズ全体との整合性が高いと言えるかもしれない。

MPOで語られる幼少期

本項の内容はMPOのゲーム本編に加え、 一部『メタルギアソリッド4 データベース(2008年配信)』の内容も参考にしている。

モザンビーク独立戦争

詳しい出自は不明だが、幼少期のフランクは少年兵として 1964年に勃発した『モザンビーク独立戦争』の初期に参戦し、 『モザンビーク解放戦線(FRELIMO)』の一員として反政府ゲリラ活動に従事していた。 当時の彼は一本のナイフだけで何十人もの政府軍兵士を殺害した。 後に本名とされる”フランク・イエーガー”という名前は親から授かったものではなく、 当時の彼に畏怖した周囲の人間が戦場で付けたものであった。 後にビッグボスが 『無垢な少年そのままの率直(フランク)さで敵の懐うちに入り込み 冷酷な狩人(ハンター)のようにその命を奪い取る』と振り返ったその戦いぶりと、 当時彼が片言のドイツ語を話していたことがその由来であるとされる (”イエーガー(Jäger)”はドイツ語で、狩人(ハンター)を意味する)。 やがて1966年、フランクは当時現地を訪れていたビッグボスに戦場で保護され、 ”更生施設”へと導かれることとなる。

絶対兵士プロジェクト

ビッグボスの働きかけで更生施設へと保護されたフランクであったが、 彼は間もなく『賢者達』によって施設から拉致され、 米国・CIAによる『絶対兵士』プロジェクトの被検体となる。 彼は人体実験の素材として”特殊な訓練”を施され、 記憶や感情を抱かずに人間離れした身体能力でミッションを遂行することだけに特化した強化兵士として造り変えられる (『絶対兵士』のページもあわせて参照のこと)。 だが結果として、同計画はフランクを唯一の成功例として破棄されており、 フランクは”破棄されたロストナンバー”という意味合いで ”ヌル(Null/『無』の意味)”の暗号名で呼ばれた。 後の『サンヒエロニモ半島事件』を迎えるまでの間に ”絶対兵士ヌル”がCIAの配下で どのような立場にあったのかや、何らかのミッションに従事していたのかなどは不明である。

サンヒエロニモ半島事件

1970年(MPO)に発生した 『サンヒエロニモ半島事件』の際、 当時10代のフランクはCIAの特殊部隊『FOX』による米国へのクーデター(核ジャックテロ)に加担する。 ただし、当時のフランクは”絶対兵士ヌル”として 私的な感情・記憶を欠いた状態であったため、同テロへの参画も個人的な動機によるものではなく、 当時のFOXの中心人物にしてテロの首謀者である ”ジーン”が自身の目的のためにヌルを戦力として利用していたのだと思われる。 また、そもそも当時FOX部隊は CIAの命令により新型核兵器(弾道メタルギア)の護衛(実際には強奪)ミッションに従事しており、 ジーンがこの機会を利用してCIAを裏切り蜂起を起こしたという経緯があるため、 ヌルがFOXと行動を共にしていたこと自体はCIAの組織的な采配であった可能性も高い。 ちなみに、MPOの劇中で ”ネイキッド・スネークビッグボス)”が ヌルについて『FOXの隊員なのか?』と質問すると ”カニンガム”が『今はそういうことにしておこう』と返答しているため、 FOXの正式な隊員ではないのだと思われる。

同事件の舞台である南米・コロンビア中部沿岸部の土地『サンヒエロニモ半島』では、 当時テロを鎮圧すべくFOXの元隊員 ビッグボスが現地の兵士を懐柔しながら反乱部隊を結成し奔走しており、 現役FOXの命を受けた絶対兵士ヌルも ビッグボスと対立。彼と2度に渡って一騎打ちの闘いを繰り広げる。 1度目の戦いは決着がつかないまま、 カニンガム率いる部隊の手で ビッグボスが捕らえられることによって終結を迎える。 通常絶対兵士は戦いの度に”調整槽”によって記憶がリセットされるのだが、 今までの敵と異なり彼の超人的な身体能力を持ってしても討ち倒すことができない ビッグボスとの戦いはヌルの脳裏に強烈な記憶として刻み込まれ、 再度”調整”を受けてもかき消されることはなかった。 次第に彼はビッグボスに対する強い執着心から ジーンの命令に背いた行動も見せるようになり、 やがて渇望していたビッグボスとの再戦を果たす。 その際、1度目の戦いでヌルの正体に感づいていたビッグボスは、 かつてモザンビークの地で2人が出会った過去をヌルに語り聞かせる (前項『モザンビーク独立戦争』を参照のこと)。 そして、ビッグボスの手によって遂に討ち倒されると かつての”フランク・イエーガー”としての記憶、意識を取り戻す。 その際フランクは、2度に渡って自分を救ってくれたビッグボスに対して 深い感謝の意思を示している。

その後、彼はビッグボス率いる反乱部隊により保護される。 やがてテロは鎮圧され事件は終息を迎えるが、 フランクの事件後の動向については 同事件でビッグボスと共闘した”ロイ・キャンベル”の口から 『肉体的にも精神的にもボロボロで、当分は入院生活』という情報が語られているのみである。 だが、少なくとも米国内の組織に身柄が預けられた模様。 なお、MPOでは ヌルとの”2度目の戦い”が終わった後にゲームプレイ上の”部隊スタッフ”として彼も仲間になり、 そこからエンディングまでの間、他のキャラクターと同様に戦力として使用することが可能となるが、 先述のキャンベルの発言と、 同シーンでビッグボスがフランクの容態について気にかけていることを鑑みると、 反乱への参戦はあくまでゲーム的な要素であり、ストーリーには影響を与えない可能性が高い。

ローデシア紛争/アメリカへ

1979年[]、当時の詳しい立場や経緯は不明だが、 フランクは1960年代から続いている『ローデシア紛争』の末期に参戦しており、 そこで幼い少女(後の”ナオミ・ハンター”)の両親を殺害する。 後にMGS1でフランクは当時を振り返り 『まだ若かった俺はあいつ(ナオミ)までは殺せなかった』と発言しているため、 戦争行為中の任務によるものだった可能性が高い。 彼はザンベジ川の近くで餓死寸前となっていたナオミを保護し、以降、義理の兄として彼女を育てる。 その理由については後に『後ろめたさに耐え切れなかった』、『痩せこけた良心を満足させるため』と語っており、 自責の念によるものであったことを示している。 ナオミは彼が親の仇であることを知らず、 彼女にとってフランクは自分を救ってくれた大切な恩人であったのだが、 フランクにとっては罪悪感から始まった関係であるため、後に『はたから見れば俺たちは仲の良い兄妹に見えたかもしれん。 だが、あいつに瞳を覗かれる度、俺はいつも怯えていた』と複雑な心境を語っている。

その後、こちらも詳細は明かされていないが、 彼ら兄妹ははやがて隣国モザンビークへと移動し、 そこでビッグボスの手によって救助され、 彼の導きによってアメリカ合衆国へと移住することとなる。 フランクは米国において、ナオミが大学に進学するまでの間、 彼女の生活を支えたとされる。 ちなみに、ビッグボスは1975年から1984年までの9年間に渡り、 戦場での負傷により昏睡状態で眠り続けていたという過去があるため、 フランクとナオミをアメリカへ導いたエピソードは1984年以降ということになる。 その場合、彼ら兄妹を助けたのが”ファントム”であるという説も浮上するが、これは憶測の域を出ない。

諜報部員時代

1980年代、彼は当時まだ続いていた”東西冷戦”構造における西側 (前項『ローデシア紛争/アメリカへ』と後の経歴を踏まえると、恐らく米国)の諜報部員として 東側諸国への諜報活動に従事していた。 そんな中で、当時1988年の『カルガリー冬季オリンピック』での活躍で知られていた チェコのフィギュアスケート選手”グスタヴァ・へフナー”と出会い、恋に落ちる。 チェコ人であるグスタヴァは”東側”の人間であるため、 共に西側での生活を送るためにフランクは彼女の亡命を支援するが、 最終的にその亡命は”西側”から受け入れられなかった。 これについては、グスタヴァ曰く『政治的な理由』とされ、 また劇中で『西側が彼女に興味を示さなかった』とも語られている。 戦争情報屋の”ジョージ・ケスラー”によると、 その件を理由にフランクは西側(恐らく米国)の、 ケスラーの言葉を借りるところの”上層部連中”を恨んでいたとされる。

2人の関係について、 劇中でフランクがグスタヴァに対する想いを語るシーンはないが、 グスタヴァは『今でもくるしくなるような大恋愛だった』と語り、 当時のフランクについては『ハンサムで紳士でインテリだが、いつも何かに怯えていた』と評している。 またケスラーによると、 当時のフランクは周りから”フランク・ハンター”の名前で呼ばれていたとされ (ドイツ語の”イエーガー(Jäger)”と英語の”ハンター(Hunter)”は同じ『狩人』という意味)、 グスタヴァの話を聞くと、彼女に対してもその名前を名乗っていたことが分かる。 なお、グスタヴァは先述の亡命未遂を機に フィギュアスケートの選手権を剥奪され、STB(チェコ秘密警察)に所属する諜報部員として生きることとなる。

FOXHOUND時代

1988年~1990年代前半の時期に、 フランクは当時ビッグボスが総司令官を務めていた 米陸軍の特殊部隊『FOXHOUND』に入隊。 やがて、ビッグボスから”グレイ・フォックス”の暗号名(コードネーム)を与えられる。 ビッグボス時代のFOXHOUNDにおいて ”FOX(フォックス)”のコードネームは、部隊における最高の栄誉、称号の意味合いを持つとされる。 ジョージ・ケスラーによれば、 フランクはその称号を与えられた”最後の男”で、また部隊で5回の勲章を受けたとされる。 また、MG1のユーザーズマニュアル(MSX2版同梱品)には 彼が部隊の”リーダー的存在”であるという記述もある。 だが、後の『アウターヘブン蜂起』までの間、 FOXHOUND隊員としてどのようなミッションに従事していたのかは不明である。 また、この時期に部隊の副司令官であった”ロイ・キャンベル”や 同じくサバイバル教官を務めていた”マスター・ミラー”と 交流があった可能性が高いが、それについても詳細は不明である。

なお、彼がFOXHOUNDに入隊した具体的な年は不明だが、 1995年時点で”新人隊員”とされる”ソリッド・スネーク”から”先輩”として扱われ、 また先述の経歴を踏まえても、1990年頃には入隊していたのだと思われる。 また、この時期にグレイ・フォックスの本名(フランク・イエーガー)は 国家機密として扱われていたとされる(MG2のユーザーズマニュアル(MSX2版同梱品)より)。 現にソリッド・スネークは 後の『ザンジバーランド騒乱』の終盤まで彼の本名を知らなかった。

アウターヘブン蜂起

1995年(MG1)に発生した『アウターヘブン蜂起』において、 FOXHOUND部隊に対し、 南アフリカに存在する武装要塞国家『アウターヘブン』で開発されているという ”新型兵器”の情報収集という任務・命令が下ると、 司令官のビッグボスはグレイ・フォックスを単身現地へと送り込む。 しかし数日後、フォックスの消息は途絶えてしまう。 彼は最後の無線で、アウターヘブンの新型兵器が 『メタルギア』と呼ばれていることを言い残していた。

その後、フォックスの消息を追いメタルギアを破壊することを目的とした 諜報作戦『OPERATION INTRUDE N313』が発令され、 同じくビッグボスを指揮官とし、 当時FOXHOUNDの新人隊員だった”ソリッド・スネーク”が アウターヘブンへと送り込まれる。 やがてスネークは、要塞内の”独房”に 捕虜として監禁されていたグレイ・フォックスを発見・救出する。 これが2人にとって、初めて顔を合わせた出会いの瞬間であったとされる。 その際、フォックスはスネークに対し メタルギアという兵器の実態と、 その破壊方法を知っている開発者の”ペトロヴィッチ・マッドナー”が 要塞内に捕らえられているという情報を伝える。 なお、実際のMG1のゲーム中では深く描写されないものの、 後のMGS1においてスネークは 『俺には奴が捕虜には見えなかった』、 『あくまでも冷静に的確に、新米だった俺をサポートしてくれた』と当時を振り返っている。

やがてスネークの手によって 『TX-55 メタルギア』が破壊され 事態は終息することとなるのだが、その任務の中で FOXHOUND司令官であるビッグボスが 同時に、敵対するアウターヘブンの統括者でもあるという事実が発覚する。 事件の終盤、スネークビッグボスとの一騎打ちの決闘に勝利し、 アウターヘブンは陥落することとなる。 ビッグボスが米国を欺きながら アウターヘブンを築いたのは1980年代の後半であり、 彼はその頃からすでに本事件に至るまでの計画を抱いていたのだが、 グレイ・フォックスがその事実をどのタイミングで知ったのかは不明である。 フォックスは、本事件後に消息を絶ったビッグボスを追うように 自身も部隊を去り、後にその右腕のような存在となる。 そのため以前から彼の計画を知っていたとも考えられるが、 先述の通りアウターヘブン蜂起においては スネークを全面的にサポートしているため、 事件以前には知らなかったと考えるほうが自然である。 また、実際にはアウターヘブンソリッド・スネークと対決したビッグボスは ”ファントム”であるのだが、 フォックスがその存在を知っていたのかも不明である。

ザンジバーランドへの参画

アウターヘブン蜂起の終結後、 グレイ・フォックスはFOXHOUND部隊を去り、 やがてビッグボスが中央アジアの地に築いた 新たな軍事国家『ザンジバーランド』の傘下へと入る。 同国の国軍においてフォックスは、 ビッグボスの副官・右腕のような存在となっている。

なお、ザンジバーランドは 世界各地から集まった優秀な傭兵たちの活躍によって 1997年の『ザンジバーランド独立戦争(傭兵戦争)』に勝利し 国家として独立を果たしたという経緯があるため、 フォックスもその際に集い、同戦争に参戦していた可能性が高い。

ザンジバーランド騒乱

1999年(MG2)の『ザンジバーランド騒乱』の際、 ザンジバーランドの要塞に拉致された チェコの科学者”キオ・マルフ”を奪還すべく FOXHOUNDによる諜報作戦『OPERATION INTRUDE F014』が始動すると、 グレイ・フォックスはザンジバーランドの傭兵として、 FOXHOUNDのエージェントとして現地へと潜入した かつての仲間”ソリッド・スネーク”と敵対。 当時、フォックスのかつての恋人である”グスタヴァ・へフナー(詳しくは前項『諜報部員時代』を参照のこと)”が、 チェコ秘密警察(STB)の諜報部員としてマルフの護衛を担当しており、 現地で目的を同じくしたスネークと協力関係を結ぶため、 フォックスは実質的に彼女とも敵対することとなる (ただし、グスタヴァは敵陣営にかつての”フランク・ハンター”がいることを知らない様子)。

スネークグスタヴァは、 マルフが捕らえられているという収容所に向かうべく ”クレバス”に架かった鉄橋を渡ろうとするのだが、 その際に橋の対岸から、 ザンジバーランドの地で再び開発されていた 新型メタルギアメタルギア改D』による砲撃を受け、 橋が落とされると同時に グスタヴァは瀕死の傷を負ってしまう。 そのメタルギアを駆っていたのが グレイ・フォックスであり、これが彼とスネークにとって5年ぶりの再会となる。 間もなくグスタヴァスネークの眼前で息を引き取るのだが、 劇中の演出から、メタルギア改Dが姿を現し フォックスがスネークに語りかけたのは グスタヴァが死を遂げた後であるため、 彼女は最期まで自分を攻撃したのがかつての”フランク”だとは知らなかったと思われる。 なお、スネークはミッション中に グスタヴァからかつての恋人の話を聞いていたが、 その正体がグレイ・フォックスであるという事実は事件の終盤に知ることとなる。

やがてスネークが目的を達成し 要塞からの脱出を図ろうとすると、 グレイ・フォックスは再びメタルギア改Dを操り 彼の前に立ちふさがるが、戦闘の末、改Dスネークの手によって破壊される。 すると、改Dとの戦いで武器・装備をすべて失ったスネークに対し、 フォックスは丸腰同士での一騎打ち”チキン・ファイト”を持ちかけ、 2人は”地雷原”の中で素手での殴り合いを繰り広げる。 後にMGS1ソリッド・スネークはこの闘いを振り返り、 『奇妙な程、健全な時間だった。正義も悪もない。スポーツのような一体感があった』と語っている。 やがて、フォックスはスネークの拳により打ち倒されると、 かつてビッグボスに命を救われたという過去を語り、 また『戦争を憎みながらも、ビッグボスが与えてくれる戦場がなくては生きていけなかった』という 戦士としての葛藤を打ち明け、やがてスネークの前で息を引き取る (『メタルギアソリッド4 データベース(2008年配信)』には、 最終的な死因は先述した”地雷”によるものだという記述もある)。 その後、同じくスネークの前に立ちふさがった ビッグボスも討伐され、 ザンジバーランドは陥落することとなる。

なお、フォックスは同事件において 表面上スネークと敵対しながらも、 『ファンの一人』と名乗り素性を隠しながら 彼に対して無線で繰り返し情報提供を行い、そのミッションをサポートしていた。 先述の”殴り合い”の後、フォックスは『ファンの一人』の正体が自分であったことを明かしている。 この矛盾した行動について、彼の口からは『俺のわがままの代償』と語られており、 恩人であるビッグボスを追いかける人生を歩みながらも、 立場上ビッグボスと敵対する スネークとの間にも縁や絆のようなものを感じていたことを伺わせた。 また、先述の通り彼はかつての恋人グスタヴァを殺害したが、 それについて心情を語ることはないものの、 死に際にスネークから告げられた『向こうでグスタヴァが待ってる』という言葉に対して 『ありがとう』と返しており、複雑な立場を貫きながらも、彼女への想いも消えてはいなかったことを示した。

愛国者達による実験/サイボーグ化

グレイ・フォックスは、紛れもなく 先の『ザンジバーランド騒乱』で一度命を落としたのだが、 事件直後に彼の遺体は 米国を影から操る闇の組織『愛国者達』の手によって回収され、 やがて彼らによる人体実験の被検体となることで”蘇生”させられることとなる。 彼の義理の妹である”ナオミ・ハンター”の言葉を借りると、 『強化骨格と麻薬づけにされることで、無理やり蘇生されられた』とされる。 その人体実験を主導したのは 愛国者達の構成員である女性科学者”クラーク”。 その実験は、『戦闘に適した遺伝子』とされる”ソルジャー遺伝子”を 後天的に人間に付加する”遺伝子治療(ジーンセラピー)”の研究が目的であった。 ちなみに、ソルジャー遺伝子の研究自体はこれよりずっと以前から行われていたが、 フォックスへの人体実験で用いられたのは、彼と同じく ザンジバーランドの地からその遺体が回収された ビッグボスのDNAより発見された”新種”である。 後に、このフォックスに対する人体実験から得られたデータを元に、 ビッグボスソルジャー遺伝子を付加された 兵士”ゲノム兵”によって構成される『次世代特殊部隊』が編成される。 ナオミはその人体実験について 『死ぬことすら許されないまま、玩具のように弄ばれつづけた』と語っており、その凄惨さ、過酷さが伺える。 後に『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(2008年発売)』でナオミは、 その人体実験によって壊された心を”ナノマシン”技術によって抑制していたとも語り、 後の『SOP(ソップ)』システムもその応用技術であると話している。 なお、クラークは同時に バイオ技術開発企業『ATGC』の中枢人物でもあり、 同研究はATGC社が米国防総省との共同プロジェクトとして推進していたものだとされる。

また、先述した通りグレイ・フォックスには 人体実験の過程で”強化骨格”という技術が施されている。 それは驚異的な戦闘能力を得るために肉体を人工ボディに置き換える技術であり、 彼はそれによっていわゆる”サイボーグ”と化している(後の”サイボーグ忍者”)。 MGS1の取扱説明書には 強化骨格の技術開発について、既存のサイバネティックス技術では解決できなかった問題を ジーンセラピーによって克服したという経緯が記載されているため、 フォックスがサイボーグ化させられた理由は、 先述のジーンセラピー研究と並行してサイボーグ技術の研究も行われていたためだと思われる。 ただし、先述したナオミの発言から、単に”蘇生”のために必要だった、 あるいは過酷な実験に耐える肉体を作るためだったなどの可能性も考えられる。

やがて2003年、グレイ・フォックス(=サイボーグ忍者)が クラークを殺害し、施設から脱出するという事件が発生する。 これは当時、反愛国者達活動に尽力していた ”オセロット”と”EVA”が ナオミ・ハンターの協力を得ることで、 彼らが敵対していたクラークを殺害するために実行した計画によるものであった。 この事件の真相もナオミの手によって”隠蔽”され、 表向きにはクラークの死因は”研究所の爆発事故”とされている。 なお、当時のナオミの詳しい境遇は不明だが、 先述のように人体実験の実情を知っていることと、 意図的にサイボーグ忍者を解放させられる立場にいたことから、 2年後の『シャドーモセス島事件』時点と同じく すでにATGCの社員であったのだと思われる。

その後、サイボーグ忍者と化したグレイ・フォックスは 正常な意識・記憶を欠いた、半死人のような状態でこの世をさまよい続けることとなるが、 そんな中でも『ソリッド・スネークと再び闘いたい』という 本能的な衝動は持ち続けていたとされる。 なお、2年後のシャドーモセス島事件までの間、 どこで何をしていたのかは不明である。 恐らくサイボーグボディを維持するために何らかのメンテナンスなども必要であると思われるが、 その動向については一切明かされていない。

シャドーモセス島事件

2005年(MGS1)の『シャドーモセス島事件』において、 ”リキッド・スネーク”率いる『ビッグボスの息子達』による核ジャックテロに対して 米国防総省によるテロ鎮圧作戦が始動すると、 やがてそのエージェントとして アラスカの孤島『シャドーモセス島』へと送り込まれた”ソリッド・スネーク”の前に 謎のサイボーグ兵が突如として姿を現す。 後にスネークは その正体がかつてのグレイ・フォックス(フランク・イエーガー)であると知るのだが、 その驚異的な身体能力と 銃弾や鉄骨すら斬り落とす”高周波ブレード”による戦いぶり、 そして”ステルス迷彩”による神出鬼没さを目の当たりにした スネークら事件関係者は、彼を”サイボーグ忍者”と呼称した。 なお、テロに加担していた『次世代特殊部隊』の隊員(ゲノム兵)らの会話によると、 サイボーグ忍者スネークよりも先に基地へと侵入しており、 その会話時点で3人のゲノム兵が彼により殺害されていたとされる。

スネークサイボーグ忍者と初めて遭遇するのは、 彼が人質の一人”ケネス・ベイカー”を救出するために テロリストの一人”リボルバー・オセロット”と対決している際である。 やがてそこに乱入したサイボーグ忍者により オセロットの右腕が斬り落とされ、 勝敗が決しないままオセロットは逃げ去ってしまう。 その際、スネークの『誰だ?』という問い掛けに対して 忍者は『名前などない。お前と同じだ』と返しており 正常な意識を持っていることを垣間見せるが、そこで正体を明かすことはなく、 まもなく謎の発作により苦しむような雄叫びの声を上げその場を去ってしまう。 なお、MGS1の リメイク作品『メタルギアソリッド ザ・ツインスネークス(2004年発売/以下、MGS:TTS)』においては、 そのデモシーンにおいて2人が対決する場面が挿入されている。

その後、サイボーグ忍者は新型メタルギアメタルギアREX』の 開発チーフを務める科学者”ハル・エメリッヒ”が軟禁されている研究室を襲撃する。 その頃、スネークメタルギアREXに関する情報を聞き出すため エメリッヒの保護に向かっている最中であり、 忍者はそこに先回りしていたのだった。 なお、彼はその道中で(恐らくエメリッヒを監視していた)多くのゲノム兵を斬殺しており、 スネークはその現場を目撃している。 遅れてスネークが研究室に乗り込むと、 忍者エメリッヒを脅し スネークの居場所を聞き出そうとしているところだった。 忍者は、まもなくスネークの存在に気づくと 『待っていた』と彼を歓迎し、『二人きりで勝負をつけたい』と1対1での決闘を申し込む。 意図を計りかねるスネークに対し、忍者はしきりに スネークとの生死をかけた闘いだけが自分の渇望する目的であると訴える。 やがて2人の闘いが始まり、 すべての銃弾を高周波ブレードで阻む忍者に対し スネークが格闘による攻撃に切り替えると、 忍者も『そうだ、それでいい。闘いの基本は格闘だ。武器や装備に頼ってはいけない』と ブレードを手放し、素手同士での殴り合いが始まる。 そして、繰り返し拳を交える中で何かに感づいたスネークに対し、 『思い出したか?この俺を』と問いかける。 その問いかけによりスネークは、 彼が、かつてザンジバーランドの地で自分が殺したはずの グレイ・フォックスであると確信する。 しかし、忍者はまもなく1回目の対峙の時と同じ”発作”を起こし、 再びスネークの前を去ってしまう。 忍者(フォックス)はスネークとの殴り合いの中で、 彼の拳を受けるたびに歓喜の声を上げ、 6年前の『ザンジバーランド騒乱』以降の 生も死も許されない過酷な体験(前項『愛国者達による実験/サイボーグ化』を参照のこと)から、 闘いによる痛み(=生の実感)を渇望していたことを垣間見せていた。

一方、スネークによる潜入ミッションの 後方支援チームの一員として、グレイ・フォックス(フランク・イエーガー)の義理の妹である ”ナオミ・ハンター”が参加していた。 当時の彼女はATGC社から派遣され、 米陸軍の特殊部隊『FOXHOUND』の”メディカルチーフ”という肩書きを持っているのだが、 実は彼女は、6年前のザンジバーランド騒乱で 恩人であるフランク・イエーガーと”ビッグボス”を自分から奪った ソリッド・スネークを恨み続けており、 先述した肩書きを得たことや本作戦への参加は、 すべて長年計画していたスネークへの復讐が目的であった。 しかし、本作戦の中で繰り返しスネークと交流を交わし その人間性を理解することで、やがて自分とフランクの関係、本心を彼に打ち明け、和解に至っている。 その和解の際、ナオミスネークからの『グレイ・フォックスは俺を殺すためにここに?』という問い掛けに対して 確証を持った答えを返せないでいるため、 サイボーグ忍者シャドーモセス島に現れた経緯については 彼女も把握していなかったのだと思われる。 ”レイモンド・ベンソン”氏によるMGS1ノベライズ作品においては ナオミ忍者の出現を予期していなかったことが明確に描写され、 また彼を見るのは”2年ぶり”だとされている。 前項『愛国者達による実験/サイボーグ化』で解説している通り、 彼が2年前に”クラーク”を殺害してからの動向は不明であるが、 少なくともシャドーモセス島事件でのグレイ・フォックスは 『ソリッド・スネークとの再戦』という私的・個人的な目的のためだけに動いており、 彼は事件関係者の中で唯一、完全な”スタンドアロン”で現地を訪れたイレギュラーな存在であったのだと思われる。 現に先述した通り、事件の黒幕に近い存在であるオセロットですら、 彼に意表を突かれて右腕を斬り落とされている。

また彼は同事件中、かつての『ザンジバーランド騒乱』の時のように、 自分の正体を隠しながらスネークに繰り返し無線で情報提供を行い、 そのミッションをサポートしている (彼がスネークの先回りをできたのも無線を傍受していたためだと思われる)。 その無線の際にフォックスは”ディープ・スロート”という偽名を名乗るが、 加えて『ファンの一人』という、ザンジバーランド騒乱時と全く同じ言葉も使用している (前項『ザンジバーランド騒乱』も参照のこと)。 事件の終盤にフォックスがその正体を明かした際に スネークは『やはり、お前だったのか』と返しているものの、 前回と全く同じ手口に対してミッション中は一切言及していない。 これについては、ゲーム開発の監督を務めた”小島秀夫”氏が、 MGS1という作品が 『ゲーム的にはMG2を立体(3D)化して作り直した作品』であると語っており[]、 つまりストーリー的には続編でありながらも”3Dリメイク”のような側面も持っている作品であるため、 先述したような前作を踏襲したゲーム的な要素について、 単にストーリーだけを見て矛盾点を追求するのは適切ではないと言える。 ちなみに先述した”ディープ・スロート”という名前は、 劇中でスネークも言及しているが、 現実の1972年に発生したアメリカの政治スキャンダル『ウォーターゲート事件』において 米政府の内部告発者が名乗った偽名である。

やがて事件の終盤、リキッドメタルギアREXを操り スネークを踏み潰そうと襲いかかった瞬間、 グレイ・フォックスは再び現れ、今度はスネークの命を救う。 その際、フォックスはサイボーグボディ頭部のバイザーを開け、素顔を晒した姿で登場。 また、右腕を”レーザーガンアーム”に換装した戦闘スタイルに切り替えている (MGS:TTSでは高周波ブレードも併用している)。 そこでフォックスはスネークに、 自分がナオミの両親を殺害したという過去を打ち明ける (前項『ローデシア紛争/アメリカへ』を参照のこと)。 その後、彼はメタルギアREXとの戦闘を繰り広げるが、 左腕を切り落とされ、最終的にはREXの体躯と機動力に制圧されてしまう。 しかし辛くも、彼は決死の攻撃によりREXの弱点である”レドーム”の破壊に成功する。 その際、リキッドは『さすがFOX(フォックス)の称号を持つ男』と彼を称賛している。 レドームが破壊されたことでREXはコックピット内部を露出させ、 フォックスはそこに”スティンガーミサイル”を撃ち込むようスネークに促すが、 それは同時にフォックスの命をも奪ってしまう状況であったため、スネークには撃つことができなかった。 やがて、フォックスはスネークに別れの言葉を告げると、 REXの巨大な脚部に踏み潰され、ついにこの世を去る。 その際にフォックスは 『俺達は政府や誰かの道具じゃない。戦うことでしか自分を表現できなかったが、いつも自分の意志で戦ってきた』という言葉を遺しており、 それはスネークの心に強く刻まれ、以降の彼の生き方に影響を与えている。

スネークはその後、メタルギアREXの破壊を成し遂げ、無事に生還を遂げている。 彼は先述した、フォックスから過去を打ち明けられた場面において、 自分こそが本当の仇であるという真実をナオミに伝えてくれと頼まれていたのだが、 任務を終えたスネークナオミに対し、 ”フランクからの伝言”として『俺の事は忘れて、自分の人生を精いっぱい生きろ』、『君(ナオミ)の事を愛している』という ”嘘の言葉”を伝えている。 これにより、ナオミにとって”フランク・イエーガー”は生涯最愛の兄であり続けた (後の『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(2008年発売)』では 彼女の持つ”ロケットペンダント”にフランクの写真が収められているのを確認することができる)。 また、同じくナオミとの会話の中でスネークは『俺や世界を救ったのは、フランクだ。 奴は最後まで自分の意志で闘っていた』とも語っている。 なお、前項までで解説している通り、 フォックスとスネークシャドーモセス島事件以前には 『アウターヘブン蜂起』および『ザンジバーランド騒乱』の 戦場でしか交流したことがないのだが、本事件においては2人ともお互いのことを”友”だと発言しており、 彼らの間には他人からは計り知れない奇妙な友情が育まれていたことが示された。 後の『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(2001年発売)』においては、 スネークは先述したフォックスの遺言を ”親友の言葉”として若き兵士”雷電”に伝えている。

注意:このページは作成が完了していません(2022-10-03 現在)。 不足している情報について、今後更新予定です。

考・脚注

名前の英語表記に関する備考


『灰色』等の意味を持つ英単語”gray”は、”grey”と表記した場合にも同等の単語として扱われるが、 ”グレイ・フォックス”の英語表記も作品や公式資料によっては”Grey Fox”とされている場合がある。

当初、MG1MG2のオリジナル版(MSX2版)では”Grey Fox”とされていたが、 その『復刻版』では”Gray Fox”と訂正されている(MG1の復刻版は英語版ソフトでしか確認できない)。 そのため、本ページにおいても訂正後の表記を用いる。

MG2時点の身長、体重の出典


MG2のユーザーズマニュアル(MSX2版同梱品)および 公式サイト(2020-06-15 現在)に記載。

MGS1時点の身長の出典


MGS1公式サイト(2020-06-15 現在)に記載。

”ナオミ・ハンター”と出会った時期の出典


MGS1本編では、 ナオミ・ハンターはフランクと出会った時期を”1980年代”と話していたが、 『メタルギアソリッド4 データベース(2008年配信/以下、MGS4:DB)』の 『年表モード』に”1979年”と記載されている。

史実によると『ローデシア紛争』は1979年に終結しており、 また、幼いナオミの記憶が曖昧だった、 あるいはその後2人で過ごした時期全体を指した発言だったとも考えられるため、 本WebサイトではMGS4:DBの情報を優先する。

MG2とMGS1に関する小島秀夫氏の発言の出典


コナミ内・旧小島プロダクションの公式ブログで配信されていたネットラジオ(通称”ヒデラジ”)の 第147回(2007年6月26日配信)にて発言している。 同ブログはすでに閉鎖しているが、 2022年現在もWebアーカイブにて該当の放送を聴くことができる。

更新情報

2023-11-12
  1. MGS2 ストーリー攻略ガイド』の”08: エンディングまで (最終ページ)”を公開しました。
2023-11-04
  1. MGS2 ストーリー攻略ガイド』の”07: アーセナルギア潜入まで”を公開しました。
2023-11-01
  1. MGS2 ストーリー攻略ガイド』の”06: ヴァンプ戦まで”を公開しました。
2023-10-24
  1. 本日『メタルギアソリッド マスターコレクションVol.1』が発売したことを受け、関連する作品の作品紹介ページを更新しました。
2023-10-22
  1. まだ作成中ですが、MGS2のマップ付き攻略『MGS2 ストーリー攻略ガイド』を作成したところまで公開しました。現在、”ハリアー戦”まで対応しています。
2023-09-08
  1. MGS3 ストーリー攻略ガイド』の”09: エンディングまで (最終ページ)”を公開しました。あわせて『ケロタン一覧』のページも設置しました。引き続き、MGS2のマップ付き攻略も作成中です。
2023-09-01
  1. MGS3 ストーリー攻略ガイド』の”08: ヴォルギン戦まで”を公開しました。
2023-08-28
  1. MGS3 ストーリー攻略ガイド』の”07: ザ・ソロー戦まで”を公開しました。
2023-08-20
  1. MGS3 ストーリー攻略ガイド』の”06: ザ・フューリー戦まで”を公開しました。
2023-08-15
  1. MGS3 ストーリー攻略ガイド』の”05: ジ・エンド戦まで”を公開しました。
2023-08-08
  1. まだ作成中ですが、MGS3のマップ付き攻略『MGS3 ストーリー攻略ガイド』および”各種情報ページ”を作成したところまで公開しました。現在、”ザ・フィアー戦”まで対応しています。
2023-07-12
  1. マスターコレクションの発売に備え、MGS1のマップ付き攻略『MGS1 ストーリー攻略ガイド』および『MGS1 武器・アイテム一覧』を公開しました。MGS2MGS3の攻略も順次作成中です。
2023-06-22
  1. 新たに各種情報 (発売日、収録内容、プラットフォーム)が発表されたことを受け、『メタルギアソリッド マスターコレクションVol.1』の作品紹介ページを更新しました。
2023-05-25
  1. 本日『PlayStation Showcase』にてMGS3リメイク作品『メタルギアソリッド デルタ スネークイーター』、および旧作移植版『メタルギアソリッド マスターコレクションVol.1』が発表されました。
2022-12-24
  1. 用語事典の『メタルギア サヘラントロプス』のページを更新しました。
2022-12-11
  1. キャスト(声優、モーションアクター)が参加している作品について、2010年代以降にリリースされた作品の各紹介ページに『キャスト』の項目を追加しました(『作品一覧』)。
2022-12-10
  1. キャスト(声優、モーションアクター)が参加している作品について、2000年代後半までにリリースされた作品の各紹介ページに『キャスト』の項目を追加しました(『作品一覧』)。
2022-11-25
  1. ボーカル&ドラマCD『メタルギアソリッド ピースウォーカー 平和と和平のブルース』の作品紹介ページを作成しました。あわせてシリーズの分類と繋がりにも記述を追加しました。
2022-10-31
  1. メタルギアソリッドV ファントムペイン』作品紹介ページの『登場人物』にキャラクターグラフィックを掲載しました。
2022-10-12
  1. 人物事典の『リキッド・スネーク』のページに『イーライ』の項目を追加しました。
2022-10-11
  1. 人物事典の『ビッグボス』のページに『ネイキッド・スネーク』の項目を追加しました。またそれに伴い、『ネイキッド・スネーク』個別ページの内容をそちらの項目へ移行しました。
  2. 人物事典の『ソリッド・スネーク』のページに『イロコィ・プリスキン』、『オールド・スネーク』の項目を追加しました。またそれに伴い、『イロコィ・プリスキン』個別ページの内容をそちらの項目へ移行しました。
2022-10-10
  1. 人物事典の『ソリダス・スネーク』のページに『ジョージ・シアーズ』の項目を追加しました。
2022-10-09
  1. 人物事典の『ジェニファー (人質)』のページを更新しました。
2022-10-03
  1. 人物事典の『グレイ・フォックス』のページを更新しました。
2022-09-24
  1. 人物事典の『マット・キャンベル』のページを更新しました。
2022-09-22
  1. スネークのフィギュアをまとめてみた』を公開しました。
2022-09-20
  1. 人物事典の『デコイ・オクトパス』のページを更新しました。
2022-05-31
  1. PlayStation 3、Xbox 360向けオンラインサービスの終了に伴い、『メタルギアソリッドV ファントムペイン』、『FOBミッション』、『メタルギアオンライン』の作品紹介ページを更新しました。
2022-04-28
  1. メタルギアの正史シリーズに登場する全スネーク完全解説』を公開しました。
  2. 人物事典の『ソリッド・スネーク』のページに『最期について』の項目を追加しました。
2022-04-25
  1. 人物事典の『ソリッド・スネーク』のページに『髪の色について』、『バンダナの出自について』の項目を追加しました。
2022-04-23
  1. 人物事典の『ソリダス・スネーク』のページに『年齢について』の項目を追加しました。
2022-02-21
  1. 人物事典に『ネイキッド・スネーク』のページを追加しました。
2022-01-23
  1. 実写映画版『メタルギアソリッド』の作品紹介ページを作成しました。あわせて作品一覧にも同作を追加しました。
2022-01-21
  1. 人物事典の『リキッド・オセロット』のページにイラストを掲載しました。
2022-01-14
  1. 用語事典の『OILIX』のページを更新しました。
2022-01-09
  1. 人物事典の『サニー』のページを更新しました。
2022-01-08
  1. 人物事典の『キオ・マルフ』のページを更新しました。
2022-01-06
  1. 人物事典に『イロコィ・プリスキン』のページを追加しました。
2022-01-03
  1. 作品一覧ページのレイアウトを変更しました。
2022-01-01
  1. サイトのデザインをリニューアルしました。
  2. 各ページでサイトの更新情報が確認できるようになりました。
  3. 各コンテンツページについて、PC版サイトはサイドバーに、スマホ版サイトはページ下部に、それぞれコンテンツ巡回用のメニューを設置しました。

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