メタルギアソリッド2 バンドデシネ(METAL GEAR SOLID 2 BANDE DESSINÉE)は、2008年にコナミから発売された映像DVDソフト。 『メタルギアソリッド(1998年発売/以下、MGS1)』、 『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(2001年発売/以下、MGS2)』を 原作としたデジタルコミック調の映像作品が2作品収録されている。 いずれも、”アシュレイ・ウッド(Ashley Wood)”氏が原画を担当し 海外向けに発売されたコミカライズ作品(MGS1版、MGS2版)をベースとしており、 同氏によるアートワークをデジタルアニメーション化したような作風となっている。 商品名は『2』となっているが、商品ロゴには『includes METAL GEAR SOLID 1 BD』の表記が見られる。 全編フルボイス(キャストは原作から一部変更)。
タイトル | メタルギアソリッド2 バンドデシネ(METAL GEAR SOLID 2 BANDE DESSINÉE) |
開発元 |
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発売元 | コナミデジタルエンタテインメント |
原作 |
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脚本 |
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美術 | アシュレイ・ウッド(Ashley Wood) |
音楽[注] |
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ジャンル | 映像作品 |
メディア |
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発売日 |
DVD
Blu-ray Disc(レガシーコレクション)[注]
ダウンロード配信(マスターコレクション)[注]
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公式サイト | https://www.konami.com/games/jp/ja/products/mgs2_bd/(2021年現在) |
前作 | メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(2008年/同時発売) |
次作 | メタルギアソリッド4 データベース(2008年) |
2008年に日本国内でのみ発売された映像DVDソフトで、 『メタルギアソリッド(1998年発売/以下、MGS1)』、 『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(2001年発売/以下、MGS2)』の 2作品を原作としたデジタルコミック調の映像作品(フルボイス仕様)が収録されている。 商品名は『2』となっているためややこしいが、商品ロゴには『includes METAL GEAR SOLID 1 BD』の表記が見られる。 いずれの映像作品も、海外向けに発売されたコミカライズ作品(MGS1版、MGS2版)がベースとなっており、 本作ではそのコミカライズ作品で原画を担当したオーストラリアの漫画家”アシュレイ・ウッド”氏による アートワークがデジタルアニメーション化され、3DCGにイラストを貼り付ける手法などによって立体空間を感じさせる表現が用いられている。 なお、『BANDE DESSINÉE(バンドデシネ)』の意味については、先に同じコミカライズ作品をベースとして発売されている MGS1のデジタルコミック作品『メタルギアソリッド バンドデシネ(2006年発売)』の 作品紹介ページを参照のこと。
ちなみに、本作は2013年に発売した『メタルギアソリッド レガシーコレクション』にも再収録されており、 そちらではメディアがBlu-ray Discとなっている(映像自体の違いはない)。
メタルギアソリッド バンドデシネ(METAL GEAR SOLID BANDE DESSINÉE)は、 コナミのゲーム作品『メタルギアソリッド(1998年発売/以下、MGS1)』を原作とした デジタルコミック調の映像作品。 2008年に発売された映像DVDソフト『メタルギアソリッド2 バンドデシネ』に収録された。 厳密には、”クリス・オプリスコ”氏による脚本と”アシュレイ・ウッド”氏による原画で 海外向けにのみ発売されたMGS1のコミカライズ作品をベースとしている。 また同名となるためややこしいが、そのコミカライズ作品を PlayStation Portable向けにデジタルコミック化した『メタルギアソリッド バンドデシネ(2006年発売)』が先に発売している。 そのデジタルコミック作品には音声が収録されていなかったが、 本映像作品はさらにそれを”フルボイス化(日本国内版は日本語音声)”することで映像作品として編集したものとなっている。 デジタルアニメーション風の演出については共通となるが、 デジタルコミック版では吹き出し内のセリフが日本語表記だったのに対し、 映像版では元のコミカライズ作品と同じ英語表記になっている。 また、もう一つの大きな違いとして、本映像作品では原作(MGS1)と同じ楽曲『The Best Is Yet to Come』が エンディングテーマとして使用されているが、 その代わりにデジタルコミック版に収録されていた 原作の”メインテーマ”のアレンジバージョンが聴けなくなっている。
ストーリーの大枠や登場人物については原作と共通であるため、MGS1の作品紹介ページを参照のこと。 ただし、先述の通り脚本担当者が原作(MGS1)と異なるため、 ストーリーの細部を理解するという意味では 原作の完全な代用作品とはなっていない。 これについては後項『他作品との繋がり』も参照のこと。
日本国内版ソフトにおけるキャストを掲載している。 本作では、原作(MGS1)から一部のキャストが変更されている。
なお、表記と掲載順は 映像中のクレジットに準拠している。 ただし、元はアルファベット表記であるのに対して 本項ではカタカナ表記としている。
掲載の都合上、一部軽微なネタバレを含むため、本作を未視聴もしくは原作ゲームを未プレイの方は要注意。
役名 | 声優 |
ソリッド・スネーク | 大塚明夫 |
ハル・”オタコン”・エメリッヒ | 田中秀幸 |
ロイ・キャンベル | 青野武 |
オセロット | 沢木郁也 |
メリル | 寺瀬今日子 |
ナオミ・ハンター | 鶴ひろみ |
メイ・リン | 桑島法子 |
ドナルド・アンダーソン | 佐藤正治 |
サイボーグ忍者 | 山崎たくみ |
リキッド・スネーク | 銀河万丈 |
サイコ・マンティス | 家中宏 |
スナイパー・ウルフ | 中村尚子 |
バルカン・レイブン | 堀之紀 |
マスター・ミラー | 銀河万丈 |
ケネス・ベイカー | 藤本譲 |
ジム・ハウスマン | 麻生智久 |
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メタルギアソリッド2 バンドデシネ(METAL GEAR SOLID 2 BANDE DESSINÉE)は、 コナミのゲーム作品『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(2001年発売/以下、MGS2)』を原作とした デジタルコミック調の映像作品。 2008年に発売された同名の映像DVDソフト『メタルギアソリッド2 バンドデシネ』に収録された。 厳密には、”アレックス・ガーナー”氏による脚本と”アシュレイ・ウッド”氏による原画で 海外向けにのみ発売されたMGS2のコミカライズ作品をベースとしており、 それをデジタルアニメーション風の演出と”フルボイス(日本国内版は日本語音声)”仕様で 映像作品化したものとなっている。映像の吹き出し内には 元のコミカライズ作品と同じ英語のセリフが表示されている。 ちなみに、前項で紹介している『メタルギアソリッド バンドデシネ』と異なり、 MGS2にはデジタルコミック作品が存在しないため、 本コンテンツはコミカライズ作品から 同様の作風で直接映像化されている。
ストーリーの大枠や登場人物については原作と共通であるため、MGS2の作品紹介ページを参照のこと。 ただし、先述の通り脚本担当者が原作(MGS2)と異なるため、 ストーリーの細部を理解するという意味では 原作の完全な代用作品とはなっていない。 これについては後項『他作品との繋がり』も参照のこと。
日本国内版ソフトにおけるキャストを掲載している。 本作では、原作(MGS2)から一部のキャストが変更されている。
なお、表記と掲載順は 映像中のクレジットに準拠している。 ただし、元はアルファベット表記であるのに対して 本項ではカタカナ表記としている。
掲載の都合上、一部軽微なネタバレを含むため、本作を未視聴もしくは原作ゲームを未プレイの方は要注意。
役名 | 声優 |
ソリッド・スネーク | 大塚明夫 |
ハル・”オタコン”・エメリッヒ | 田中秀幸 |
ロイ・キャンベル | 青野武 |
オセロット | 沢木郁也 |
サイボーグ忍者 | 山崎たくみ |
リキッド・スネーク | 銀河万丈 |
エマ・エメリッヒ | 山本麻里安 |
ローズマリー | 井上喜久子 |
ピーター・スティルマン | 飯塚昭三 |
ヴァンプ | 置鮎龍太郎 |
雷電 | 堀内賢雄 |
ソリダス・スネーク | 大塚明夫 |
フォーチュン | 冬馬由美 |
ファットマン | 塩屋浩三 |
セルゲイ・ゴルルコビッチ | 阪脩 |
スコット・ドルフ | 郷里大輔 |
オルガ・ゴルルコビッチ | 寺瀬今日子 |
ザ・ソロ― | 堀之紀 |
ジョンソン大統領 | 藤本譲 |
カレン・北条 | 井上喜久子 |
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収録されている映像作品『メタルギアソリッド バンドデシネ』および『メタルギアソリッド2 バンドデシネ』について、 それぞれストーリーの大枠は『メタルギアソリッド(1998年発売/以下、MGS1)』、 『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(2001年発売/以下、MGS2)』を踏襲しているため、 基本的には他作品との繋がりもMGS1、MGS2と同様の扱い(正史シリーズ)となる。 しかし、ベースとなったコミカライズ作品(MGS1版、MGS2版)における ”クリス・オプリスコ”氏、”アレックス・ガーナー”氏の脚本により、 原作と共通するシーンにおいてもシナリオや演出が大きく変更されている。 また、登場人物のセリフに関してはほぼすべてが原作と異なる(そもそもコミカライズ作品の原文が英語で、その翻訳であることも大きい)。 さらに、原作から音声キャストも一部変更されている。 そのため、MGS1、MGS2を未プレイの人が その代わりとして本作を鑑賞する場合には、 他の正史シリーズ作品とのイメージのズレが発生する可能性があるため注意が必要。 一方で、先述の通りセリフが原作と異なることから 音声はすべて”新規収録”されたものであり、プラスアルファとして楽しむ場合には 非常に資料的価値が高いと言える。
日本国内版のソフト情報を掲載している。
2013年に発売した『メタルギアソリッド レガシーコレクション』に 本作における映像作品2作が再収録されている。 こちらではメディアがBlu-ray Discに変更され、また2作品が同一ディスクになっている。 なお、あくまでメディアが変更になっているだけで映像そのものはオリジナル版と同じであるため、 特に高解像度化などはされていない。 ただし、再生メニューのロゴなどは高解像度化されている。
メディア | Blu-ray Disc |
備考 | 『DISC 1』に『BANDE DESSINÉE』2作品がまとめて収録されている。 同ディスクには複数のゲーム作品も収録されているが、 映像ソフト部分は通常のBlu-ray Disc対応機器全般で再生可能。 |
2023年に発売された『メタルギアソリッド マスターコレクションVol.1』において、 セット購入をした際の”ボーナスコンテンツ”という形で、 複数プラットフォーム向けに映像作品2作 (MGS:BD、MGS2:BD)のダウンロード配信が開始された。 あくまでダウンロード専用であり、パッケージ版を購入した場合にも メディア自体には映像データは収録されていない。
プラットフォーム |
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Blu-ray Disc版の発売日は、 同作が収録された『メタルギアソリッド レガシーコレクション』の発売日となる。
日本版は、本商品の公式サイトより(2021-01-17現在)。 北米版は、ゲーム情報サイト『IGN』の作品紹介ページより(2021-01-17現在)。 欧州版は目安として、ショッピングサイト『Amazon』のドイツ(DE)向けサイトの 商品ページを参照(2021-01-17現在)。