メタルギアソリッド3 スネークイーター(METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER)は、2004年にコナミから発売されたPlayStation 2用ゲームソフト。 略称”MGS3”。 シリーズで5作目の”小島秀夫監督作品”であり、ストーリー的に正史シリーズの中核を構成する作品の一つとなっている。 前作『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(2001年発売)』と同じプラットフォームでありながらビジュアル面でも進化を遂げている。 さらにゲームの遊びやすさ、モーションの繊細さが飛躍的に向上している。 ストーリー面ではシリーズで初めて舞台が過去に遡り、 現実に起こった事件と密接に絡み合うシナリオによって、 政治的(ポリティカル)フィクションとしてのリアリティがより高まっている。
タイトル | メタルギアソリッド3 スネークイーター(METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER) |
開発元 | コナミコンピュータエンタテインメントジャパン |
発売元 | コナミ |
ゲームデザイン | 小島秀夫(監督、プロデュース) |
脚本 |
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美術 |
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音楽 |
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ジャンル |
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プレイ人数 | 1人 |
プラットフォーム |
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発売日[注] |
PlayStation 2[注]
ニンテンドー3DS(スネークイーター3D)[注]
NVIDIA SHIELD TV
Nintendo Switch、PlayStation 5|4、Xbox Series X/S、Steam(マスターコレクション)
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対象年齢 | CERO:D(17才以上対象)[注] |
公式サイト | https://www.konami.com/mg/archive/hd/mgs/(HD EDITION/2021年現在) |
前作 |
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次作 |
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2004年にPlayStation 2専用として発売されたゲームソフトで、 メタルギアシリーズにおける5作目の”小島秀夫監督作品(A HIDEO KOJIMA GAME)”。 前作『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(2001年発売/以下、MGS2)』と同じプラットフォームでありながら、 ゲーム性だけでなくグラフィックにおいても大きな進化を遂げた意欲作である。 ”ジャングル”がゲームステージの主な舞台となっており、 映像的に大自然の雄大さや空気感を繊細に演出しつつ、 そこで動植物を狩り生き延びるという”サバイバル”の要素がゲームデザインに取り入れられている。 さらに、過去の作品では敵の本拠地から潜入がスタートしていたが、本作では敵地に辿り着くまでの道のりもゲームの主要部分を占めており、 ”諜報(スパイ)もの”としてのシミュレーション性、リアリティがさらに向上している。
また、前作MGS2がシステム的には『メタルギアソリッド(1998年発売)』を 素直に発展させた作品であったのに対し、 本作ではゲームステージにおける操作性、ビジュアルの両面が一新されている。 まず、後のシリーズでもおなじみとなる近接戦闘術”CQC”が導入されたことが大きな要素である。 それに合わせて『ナイフ』も追加され、敵兵と近距離で戦う際の戦術に多くのバリエーションが生まれている。 また、操作キャラクター、敵兵の様々な”モーション”も過去作に比べてよりリアリティの高いものになっている。 CQCを応用することで、敵兵を”伏せ”させたままのホールドアップも可能になった。 さらに、現状での敵兵からの”見つかりにくさ”を示す『カムフラージュ率』が導入され、 ”ステルスゲーム”としての戦略性が増している。 ちなみに、本作の翌年(2005年)に拡張版として発売された『メタルギアソリッド3 サブシスタンス』から導入された 3Dスティックでカメラを360度操作できる『3Dカメラ』も後の作品でおなじみとなっている。
ストーリー面においては、シリーズで初めて舞台が過去に遡っていることが大きな特徴である。 本作のテーマとして『時代(Scene/シーン)』という言葉が掲げられている。 ”東西冷戦”という、人々が立場の変化に大きく翻弄されていた時代を舞台とすることにより、 『物事の正しさを判断する人間の価値観に絶対的なものはない』というメッセージが提示されている。 これは、過去の作品で突きつけられた世界の姿について、その再解釈をプレイヤーに促しているとも言える。 また過去が舞台であることから、現実に発生した様々な事件が物語の背景として据えられており、 政治的(ポリティカル)フィクションとしての側面も強くなっている。
さらに、過去に遡ったことはゲーム体験という点でも意外な形で貢献している。 前作MGS2では、 プレイヤーキャラクターとして新たなキャラクター”雷電”が据えられることによって 『主人公は本来プレイヤーが自身を投影する”分身”である』というゲームの古典的原則を守った。 これに対しMGS3では、過去の時代が舞台になったことを活かし、 その原則を守りながらも『またスネークを操作したい』というユーザーの要望に応えるユニークな仕掛けが用意されている。 前作までとは一味違う本作の”スネーク”のキャラクター像は新規ユーザーにも好評を博し、 従来のファンにとってもシリーズの魅力がより一層引き立てられる重要な要素となった。
第二次世界大戦が集結し、世界が東西に二分されていた、冷戦の時代。 ひとりの屈強な兵士がはるか上空からソ連の地へと降り立った。 男のコードネームは”ネイキッド・スネーク”。 彼に課せられた任務は、かつて米国に亡命していたソ連の兵器開発者”ニコライ・ステパノヴィッチ・ソコロフ”を西側へ奪還すること。
かつて”ソコロフ”はCIAの手を借りて米国への亡命を果たしていたのだが、 2年前、1962年に発生した『キューバ危機』において、 ソ連はキューバからの撤退を受け入れる条件としてソコロフの返還を米政府に要求。 この”密約”は達成され、ソコロフは再び東側へと強制返還されたのであった。 ソコロフはかつて、彼が開発途上であった”とある兵器”の脅威性に自ら畏怖し、西側への亡命を望んだ。 彼は、ソ連が米国への脅威となる核ミサイル基地建設を放棄してまで手に入れたいほどの、 『悪魔の兵器』の開発者だった。
一方、ネイキッド・スネークは、CIAの”ゼロ少佐”が提案した『FOX(フォックス)』という特殊部隊の隊員であった。 FOXは、戦闘特殊部隊と潜入諜報部隊の両面を兼ね備えた新しいスタイルの”次世代特殊部隊”であり、 スネークに与えられたのはその有用性を証明するための初任務、『貞淑なる作戦(バーチャスミッション)』だった。 1964年8月、部隊の存在意義をかけ、そして世界を脅威に陥れる恐るべき兵器の誕生を防ぐため、 スネークはソ連領内への単独潜入ミッションを開始する。
人物名をクリックするとネタバレを多く含むページへと移動するため、ゲームを未プレイの方は要注意。
ゲーム本編でプレイヤーが挑む 『バーチャスミッション』、『スネークイーター作戦』の 2つのミッションの事前説明(ブリーフィング)を鑑賞できるモード。 メニュー上の名前は『BRIEFING FILES』。 本編でも流れるシーンの一部であるため、一度観たシーンのみ選択可能となり、 本モードはリプレイ用のモードとなる。
ゲームの基本的なアクションに関する操作説明ムービーを閲覧できるモード(『BASIC ACTIONS』)。
ゲーム本編でアイテム『カメラ』を使用して撮影し メモリーカードに保存した写真を閲覧できるモード。メニュー上の名前は『PHOTO ALBUM』。 写真に名前をつけたり、色彩を変更することも可能。
ソニーのゲームシリーズ『サルゲッチュ』とのコラボレーションミニゲーム 『猿蛇合戦』が収録されている。メニュー上では『SNAKE VS MONKEY』とも表記される。 スネークを操作してゲームステージ内に存在する”ピポサル”をすべて捕獲することが目的となる。 スネークがサルゲッチュでおなじみの『ゲッチュ!』という掛け声も披露するなど、コミカルなファンサービスも楽しめる。 クリア特典として、ゲーム本編でバナナ柄の迷彩服(ユニフォーム)とピポサルのお面(装備品)が使用可能となる。 後項で紹介しているMGS3の拡張版『メタルギアソリッド3 サブシスタンス(2005年発売)』には ステージが2つ追加された猿蛇合戦の”完全版”が収録されている。
その他、詳細は『猿蛇合戦』のページを参照のこと。
本作の日本国内版ソフトにおけるキャストを掲載している。 なお、表記と掲載順は ゲーム中のクレジットに準拠している。
掲載の都合上、一部軽微なネタバレを含むため、ゲームを未プレイの方は要注意。
役名 | 声優 |
モーションアクター | |
スネーク | 大塚明夫 |
吉田瑞穂 (AAC STUNTS) | |
エヴァ | 渡辺美佐 |
大黒優美子 (アクセント) | |
ゼロ少佐 | 銀河万丈 |
久保隆 (キネマ工房)[注] | |
パラメディック | 桑島法子 |
平田絵里子 (アクセント)[注] | |
シギント | 藤原啓治 |
(不明)[注] | |
ザ・ボス | 井上喜久子 |
平田絵里子 (アクセント) | |
オセロット | 山崎たくみ |
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ヴォルギン大佐 | 内海賢二 |
マーク武蔵 (AAC STUNTS) | |
ザ・ペイン | 江川央生 |
益田康弘 (AAC STUNTS) | |
ザ・フィアー | 田中和実 |
大橋明 (AAC STUNTS) | |
ジ・エンド | 阪脩 |
大橋明 (AAC STUNTS) | |
ザ・フューリー | 平野正人 |
益田康弘 (AAC STUNTS) | |
ザ・ソロー | 堀之紀 |
益田康弘 (AAC STUNTS) | |
ソコロフ | 龍田直樹 |
久保隆 (キネマ工房) | |
グラーニン | 青野武 |
久保隆 (キネマ工房) | |
ライコフ | 堀内賢雄 |
(不明)[注] | |
ジョンソン | 中江真司 |
(不明)[注] | |
フルシチョフ | 塩屋浩三 |
(モーションなし) | |
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指揮官 | 川津泰彦 |
(不明)[注] | |
山猫部隊隊員 | 稲田徹 |
(不明)[注] | |
ジョニー | 今村直樹 |
(不明)[注] |
またモーションアクターについて、 一部キャラクターとの対応が難しい役がクレジットされているため、 以下に分けて掲載する。
役名 | モーションアクター |
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CQCアクション | 毛利元貞 |
本作(MGS3)は”メタルギアソリッド”シリーズの第3作目であり、 『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(2001年発売)』の正当な続編である。 メタルギアシリーズ全体では5つ目の”小島秀夫監督作品(A HIDEO KOJIMA GAME)”として数えられ、 いわゆる正史シリーズの中核を構成する作品の一つとなっている。
MGS3ではシリーズで初めて、物語の舞台が過去へと遡っており、 それまでの正史シリーズ作品で描かれた物語の時代へと続いていく サーガの”はじまり”を描いている。 そのため、他の作品で登場する様々な事柄の”起源”が多く提示されており、 本作以降の作品で描かれるストーリーとも密接に関わっている。 また逆に、シリーズが進むにつれて、本作のストーリーの背景についても 真相が明かされる形で次第に詳細化されている。 小島秀夫監督作品における 本作の直接的な続編は『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(2008年発売)』だが、 その間にMGS3の直近の時代を描くスピンオフ作品 『メタルギアソリッド ポータブル・オプス(2006年発売)』も発売している。
本作で描かれる事件の詳細や他作品との時系列的な繋がりについては 用語事典の『ヴァーチャスミッション』、『スネークイーター作戦』のページや 『正史シリーズの時系列と年表』のページ等で解説しているが、 シリーズをプレイしていない場合には重大なネタバレが含まれるため注意。
本作のゲームソフトのバリエーションを紹介。 基本は日本国内版ソフトを紹介するが、海外でのみ発売されているソフトはその情報を掲載している。
通常パッケージの他に、様々なグッズがセットになったプレミアムパッケージも同時発売している。 なお、このオリジナル版のみゲームシステムが異なり、 後のバージョンでは後項で解説している『メタルギアソリッド3 サブシスタンス』を ベースとしているため注意が必要。
また、当時コナミの株主にのみ配られた非売品バージョンも存在する。 パッケージのデザインが一般販売バージョンと異なっている。 内容に違いはないため、以下プラットフォーム、メディアは省略する。
ゲームソフトの他に様々な特典(後述)が付属している限定版。 以下、ゲームディスクの内容は『通常パッケージ』と同じであるため、 プラットフォームとメディアは省略する。
付属している特典は以下の通り。
またゲームソフトのパッケージデザインも通常パッケージと異なる。
オリジナル版の翌年(2005年)に、様々な新規要素を追加して発売された拡張版(以下、サブシスタンス)。 純粋な上位互換作品となっているため、 後に発売したMGS3の各バージョンはこのサブシスタンスをベースとしている。
プラットフォーム |
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備考 | 初回生産版では、新カット、リマスターサウンドによって MGS3のストーリーを映画的に鑑賞することができる 『鑑賞するMGS3』が収録されたディスクが特典として付属している。 |
ゲーム本編への追加要素で最も特徴的なものは3Dスティックで視点を360度操作できる『3Dカメラ』の追加である。 これは後の小島秀夫監督作品にも引き継がれている。 本編のシステムをベースとしたゲームモードも複数収録されている。 オンライン対戦モードである『メタルギア オンライン』も 本作が初めての収録となった(2021年現在はサービス終了)。 また、後に様々なプラットフォーム向けにもリリースされる MSX2版2作品『メタルギア(1987年発売)』、『メタルギア2 ソリッド・スネーク(1990年発売)』の 『復刻版』も本作に初収録されている。
その他、詳細に関しては『メタルギアソリッド3 サブシスタンス』のページを参照。
2007年以降に『SNAKE EATER』の商品名で”廉価版”として発売された各バージョンでは ゲーム本編がオリジナル版と異なり、前項で解説している『メタルギアソリッド3 サブシスタンス(以下、サブシスタンス)』と同じ仕様になっているため注意が必要。 また、サブシスタンスに収録されたMSX2版2作の『復刻版』も 専用ディスクという形で再収録されており、メディアは『DVD2枚組』となる。 ただし、その他の要素については引き継がれていない。
また、2007年にメタルギアシリーズの20周年を記念して発売した以下のセット商品にも 同内容のゲームディスクが収録されている。 上記の『METAL GEAR 20th ANNIVERSARY』版はその際に同時発売した単体バージョンである。
2011年から2012年にかけて、本作(MGS3)と『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(2001年発売)』の2本の 映像を高解像度化(HD化)した移植版を1本のソフトにまとめた『メタルギアソリッド HDエディション』が 複数のプラットフォーム向けに発売された。 2021年現在、本作をプレイする上で最も代表的な選択肢となっているが、 いくつか原作との差分があるため注意(詳しくは作品ページを参照)。 また厳密にはMGS3のHD版は、 前項で解説している『メタルギアソリッド3 サブシスタンス』がベースとなっている。
プラットフォーム |
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PlayStation Vita版ではハードの特性を活かした独自の操作性が追加されている。 また、PlayStation 3版とPlayStation Vita版の両方を持っていると 『トランスファリング』という仕組みによってセーブデータを共有できる。
パッケージ版より少し遅れてダウンロード版も発売されているが、 そちらはPlayStation 3、PlayStation Vitaに限り単体での購入も可能であり、 単体版の商品名は『メタルギアソリッド3 スネークイーター HDエディション』となっている。
その他、詳細は『メタルギアソリッド HDエディション』のページを参照。
また、2013年にメタルギアシリーズの25周年を記念して発売された以下のセット商品にも HD EDITIONの『PlayStation 3版』が収録されている。
プラットフォーム | PlayStation 3 |
備考 | 単にゲームディスクが同梱されているのではなく、 複数の作品が同一ディスクにまとめられた独自の仕様になっている。 |
2012年にニンテンドー3DS専用として発売されたリメイク作品。 全編に渡ってハードの特徴である”裸眼3D”に対応し、 ゲームシステムにおいても新規アクションが追加されている(後述)。
プラットフォーム | ニンテンドー3DS |
ゲームシステムに変更点が加えられながらも、ゲームの基礎的な部分は 移植に近い形でハードに最適化されたような内容となっており、純粋なリメイクではない。 ストーリーパートにおける演出にも大きな変更はなく、音声も原作のものが流用されている(一部新録もある)。 そのため、本Webサイトでは派生作品ではなくMGS3の1バージョンとして扱う。 ただし、全体的に明るめな色彩になっているなど、グラフィックの見え方に違いはある。
ハードの特性上、オリジナル版よりも映像の解像度が落ちてしまっているが、 ゲームシステムに関しては、MGS3より後の”小島秀夫監督作品”でも見られる 『しゃがみ歩き』、『肩越し視点の射撃』、『射撃時の照準の表示』のアクションが追加されており、 また下画面から各メニューに素早くアクセスできるなど、他のプラットフォームにはないメリットを多く持っている。 他にも、ハードの機能を活かした要素がいくつか盛り込まれている。
その他、詳細は『メタルギアソリッド スネークイーター 3D』のページを参照。
2017年にNVIDIA社のAndroid搭載ゲームハード『SHIELD TV』用の海外向け移植版が Google Playストアにて配信開始された。 5ヶ国語に対応しているが、日本語には対応していない。
厳密には本作は、前項で解説している『メタルギアソリッド HDエディション(PlayStation 3版/Xbox 360版)』がベースとなっており、 オリジナル版から見ると『移植版の移植版』ということになる。映像は『720p』。 『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』のNVIDIA SHIELD TV版の ストアページに見られた『60fps』の表記が本作のストアページにはないため、60fpsには対応していないと思われる。 その他、詳細な内容については未調査。
2023年に複数の現行プラットフォーム向けに発売された メタルギアシリーズの移植版コレクション『メタルギアソリッド マスターコレクションVol.1』に 本作 (MGS3)も収録された。
プラットフォーム |
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基本的には『HDエディション』の移植版となっているが、同バージョンで確認されていた いくつかの”不具合”が修正されている。また、ストーリーや ゲームの攻略情報が掲載された様々なデジタルコンテンツもあわせて収録されている。
2014年に発売された、”長谷敏司”氏によるノベライズ作品。
一部、イベントの順序が変更されたり削除されたシーンがあるが、 基本的には原作の流れに沿った内容になっている。 主人公(ネイキッド・スネーク)が敵対する『コブラ部隊』について、 原作では語られていなかった隊員達の詳細な過去が描かれ、 特にリーダーである”ザ・ボス”と各隊員の関係性が掘り下げられている。 様々な考証に基づいた、登場人物たちの戦闘技術に関する具体的な描写も見どころである。
2016年にコナミグループのパチンコ・パチスロ機器製造会社『KPE』からリリースされた、 『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER(以下、MGS3)』をモチーフとしたパチスロ機。
MGS3の登場人物やゲームステージがハイクオリティCGで再現されており、 それによって描かれる美麗な映像が大きな特徴となっている。 演出の中で、原作ゲームにおける主要なデモシーンやボス戦が再現されている。 音声は基本的に原作の流用だが、ゲーム性に関わる部分では新録されている。 MGS3の唯一のリメイク作『メタルギアソリッド スネークイーター 3D(2012年発売)』が 映像的には移植に近かったため、映像のハイクオリティリメイクという点では本機が初となる。 また美麗な映像を活かすため、 本機のために大画面フルHDの液晶を縦向きに搭載した新筐体が開発され、 『BIGBOSS』と名付けられている。
ゲーム性は、疑似ボーナスを引き、そこから『スネークイーター作戦』と名付けられたARTに突入させることが いわゆる”大当たり”のメインルートとなる。 すべてが再現されているわけではないが、 ARTを長く継続することで、MGS3におけるストーリーをエンディングまで追体験することができる。
なお、本機のサウンドトラックCDも発売している。
本作に登場する一部のキャラクターについて、 劇中のデモシーンでモーションが付与されていることが確認できるものの、 ゲーム中のクレジットでモーションアクターが記載されていないキャラクターが存在する。 そのうち、”ゼロ”と”パラメディック”についてのみ 無線モードで閲覧できるキャラクター情報にてアクター名を確認することができる。
日本版は、公式サイト『メタルギアソリッドの真実』の 作品紹介ページより(2021-01-20現在)。 北米版は、ゲーム情報サイト『IGN』の作品紹介ページより(2021-01-20現在)。 欧州版は、コナミの欧州版サイトの作品紹介ページより(2021-01-20現在)。
PlayStation 3版、Xbox 360版の発売日は 『メタルギアソリッド HDエディション』の発売日となる。 北米(北アメリカ)についてはアメリカ合衆国(US)における発売日、 欧州(ヨーロッパ)についてはイギリス(UK)における発売日をそれぞれ目安として記載している。
日本(JP)については 同作の公式サイトより(2021-01-15現在)。 アメリカ合衆国(US)、イギリス(UK)については ショッピングサイト『Amazon』の各国向けサイトの商品ページ( US、 UK)より(2021-01-15現在)。
日本版は、公式サイト『メタルギアソリッドの真実』の 作品紹介ページより(2021-01-20現在)。 北米版は、ゲーム情報サイト『IGN』の作品紹介ページより(2021-01-20現在)。 欧州版は、コナミの欧州版サイトの作品紹介ページより(2021-01-20現在)。
PlayStation Vita版の発売日は 『メタルギアソリッド HDエディション』の『Vita版』の発売日となる。 北米(北アメリカ)についてはアメリカ合衆国(US)における発売日、 欧州(ヨーロッパ)についてはイギリス(UK)における発売日をそれぞれ目安として記載している。
日本(JP)については 同作の公式サイトより(2021-01-15現在)。 アメリカ合衆国(US)、イギリス(UK)については ショッピングサイト『Amazon』の各国向けサイトの商品ページ( US、 UK)より(2021-01-15現在)。
本作のオリジナル版が発売された当時は CEROのレイティング区分が2021年現在とは異なっていたため、 厳密には『18才以上対象』となっている。 記載しているものは区分が変更された後にに発売したバージョンに対する認定である。
発売日はソニーの商品紹介ページより(2021-01-20現在)。 価格は、ショッピング情報サイト『価格.com』の商品紹介ページより(2021-01-20現在)。