オリジナル版
2004年発売。”PlayStation 2”専用。 ”3Dカメラ”には非対応で、MGS1、MGS2と同じく固定の”俯瞰 (ふかん)カメラ”のみ。
サブシスタンス
2005年に発売した拡張版。同じくPS2専用。”3Dカメラ (3Dスティックによってカメラ位置を操作する機能)”をはじめとした様々な新要素が追加された。
新装版
サブシスタンスからボーナスコンテンツを取り除いたバージョン。同じくPS2専用。2007年以降に”廉価版パッケージ”という形で繰り返し発売された。
HDエディション
2011年に発売したHD移植版。本編は新装版と同じくサブシスタンス仕様 (ただし、一部”劣化点”あり)。 ”PlayStation 3”、”Xbox 360”に対応。
HDエディション (Vita版)
2012年に発売した、”PlayStation Vita”向けの『HDエディション』。実はPS3、Xbox 360と開発メーカーが異なり、先述した”劣化点”はこちらの方が少ない。ハードの特性を使った独自の操作性あり。
スネークイーター3D
2012年に発売した、”ニンテンドー3DS”向けの移植リメイク作品。システム部分に手が加えられており、後のシリーズから逆輸入した ”中腰歩き”と”TPS操作”が可能。その他、ハードを活かしたギミックもあり。
マスターコレクション版
2023年に発売された移植版。 ”Nintendo Switch”、”PlayStation 5”、”PlayStation 4”、”Xbox Series X/S”、”Steam”に対応。『HDエディション (PS3・Xbox 360版)』をベースとしており、その上で旧バージョンが抱えていたいくつかの”不具合”が修正されている。
リメイク版 (デルタ)
2025年発売のリメイク版。 ”PlayStation 5”、”Xbox Series X/S”、”Steam”に対応。グラフィックの一新に加え、スネークイーター3Dと同じく ”中腰歩き”＆”TPS操作”に対応。

本攻略は『HDエディション (PS3版)』『リメイク版 (デルタ)』に基づき作成

本攻略は『HDエディション』の”PlayStation 3版”、およびリメイク版である『メタルギアソリッドデルタ: スネークイーター』のプレイに基づいて作成しています。そのため、オリジナル版の『3Dカメラが存在しない』といったゲーム性や、『スネークイーター3D』における独自要素については基本的に無視してテキストを書いているためご了承ください。

なお、『マスターコレクション版』については、先述した通り HDエディションと同等のバージョンであるため、そのまま利用することが可能です。

アンケートについて

タイトルメニューの『NEW GAME』からゲームを開始すると、まず 4つの選択肢 (デルタでは8つの選択肢)から一つを選ぶアンケート (QUESTION)が表示されます。

『MGS2が好き』の特殊演出について

『METAL GEAR SOLID 2が好きだ！』という選択肢を選ぶとゲームの冒頭でデモシーンとシナリオ(セリフ)が変化します（原作, リメイク版で共通）。少しコミカル路線で変化球的な内容となっているため、あくまで筆者の個人的な意見ですが、今回が初見プレイという方は一度クリアしてから楽しむのが無難かなと思います。

カムフラージュアイテム獲得 (リメイク版のみ)

リメイク版 (デルタ)の場合は、各選択肢についてそれぞれ異なる”カムフラージュアイテム”が初期装備となります（2周目からはすべてが初期装備になります）。ちなみにデルタより選択肢は少ないものの、『スネークイーター3D』でも同じ仕様になっています。

初期装備となるアイテムは以下の通りです。

選択肢	カムフラージュアイテム
MGSは初めて	マミー(ユニフォーム)
MGS1が好き	DPM(ユニフォーム) AUSCAM(ユニフォーム)
MGS2が好き	デザートタイガー(ユニフォーム)
MGS3が好き	フレクター(ユニフォーム)
MGS4が好き	グリーン(フェイス) ブラウン(フェイス)
MGSPWが好き	バナナ(ユニフォーム)
MGSVが好き	国旗(フェイス)
MGSなら何でも好き	グレネード(ユニフォーム)

本攻略では特殊カムフラージュは未使用

アンケートの選択によって初期装備となるカムフラージュアイテムは、そのほとんどが攻略難易度を下げる特殊効果を持っているため、本攻略の中では使用に言及しません。同じ理由で、リメイク版 (デルタ)の予約・早期購入特典や『Sneaking DLC Pack』といったダウンロードコンテンツによって追加されるカムフラージュアイテムについても攻略では使用していません。

プレイスタイル選択について (リメイク版のみ)

リメイク版 (デルタ)ではアンケートに答えた後、”プレイスタイル”の選択画面へと移行し、以下の2種類から選ぶことが出来ます。

NEW STYLE (ニュースタイル)
現代における多くのアクションゲームで採用されている ”TPS (肩越し視点)”で攻撃アクションが行えるプレイスタイル。カメラも、スティックによって自由に操作が可能。
LEGACY STYLE (レガシースタイル)
原作であるMGS3に近い操作となるプレイスタイル。 PlayStation 2の”オリジナル版”と同じくカメラが固定の”フカンカメラ”のみとなり、敵を狙い撃つアクションが完全主観モードのみとなる。

本攻略は『NEW STYLE』に基づき作成

本攻略において、リメイク版 (デルタ)の独自要素については『NEW STYLE』でのプレイに基づいて解説しています。そのため、『LEGACY STYLE』でプレイする場合にはテキストに乖離があることをご了承ください。

難易度選択について

次に、”難易度”を選択する画面に移行します。難易度は以下の6段階となっています。

難易度	解説
VERY EASY	初期ライフゲージがNORMALの1.5倍となる (デルタでは2倍) 敵兵の攻撃力・感知能力がEASYよりさらに低下 EZ GUNが初期装備となるカロリーメイトが2つ初期装備となる
EASY	初期ライフゲージがNORMALの1.5倍となる敵兵の攻撃力・感知能力がNORMALより低下カロリーメイトが2つ初期装備となる
NORMAL	基準となる標準難易度カロリーメイトが1つ初期装備となる
HARD	敵兵の攻撃力・感知能力がNORMALより上昇動体探知機、アクティブソナーが使用不可
EXTREME	初期ライフゲージがNORMALの3分の2となる敵兵の攻撃力・感知能力がHARDよりさらに上昇動体探知機、アクティブソナー、生体センサーが使用不可原作では一度本編をクリアするか、アンケートで『MGS3が好き』を選んだ場合のみ選択できるが、デルタでは常に選択が可能
EUROPEAN EXTREME	EXTREMEと同等の内容に『危険フェイズになったら即ゲームオーバー』というゲーム性が追加された最高難易度原作では一度本編をクリアするか、アンケートで『MGS3が好き』を選んだ場合のみ選択できるが、デルタでは EXTREMEで本編をクリアすると選択が可能となる

また、他にも以下のような違いがあります。

ライフの回復速度
高難易度ほどライフゲージの”自然回復 (詳細は攻略中に記載)”が遅くなる。
スタミナの減少しやすさ
高難易度ほどスタミナゲージが減少しやすくなる。
消費系アイテムの個数
高難易度ほど、消費系アイテム全般を一度に所有できる個数と、 1つのアイテムボックスから入手できる個数が少なくなる。
敵兵士の数と巡回ルート
高難易度ほど敵兵士の数が増え、また巡回ルートも広範囲となる。

本攻略は難易度『NORMAL』に基づき作成

本攻略は難易度『NORMAL』のプレイに基づいて作成しています。ステージの地形やアイテムボックスの位置は全難易度で共通となるため掲載している”マップ”は同様に利用できますが、テキストについては他の難易度の場合には部分的に乖離があることをご了承ください。

TIPSの表示スタイル選択について (リメイク版のみ)

リメイク版 (デルタ)では、次に”TIPS”の表示スタイルを選択する画面に移行します。 TIPSとは、ゲームのプレイ中に攻略のヒントや操作ガイドといった情報が画面上に表示される機能のことであり、その表示の多さを4段階から選ぶことができます。

筆者は念の為『すべてのTIPSを表示』でプレイしながら攻略を作成しますが、特に攻略テキストの中ではTIPSの表示については言及しません。

ゲームを開始しよう

すべての選択が完了するとゲームが開始され、まずはイベントシーンが流れます。その中で、本作の主人公である”スネーク”と、作戦の指揮を執る”ゼロ少佐”が登場します。

デモシーン中の『主観モード』について

本作のイベント (デモシーン)中において、画面の右上に『主観ボタン (PSではR1ボタン)』の入力を促すアイコンが表示されることがあります。その時に押すと『主観モード』に切り替わり、デモシーン中の主人公 (プレイヤーキャラクター)の視点で周囲を見ることができます。冒頭のデモシーンでもさっそくこのアイコンが表示されるので試してみましょう。