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『核搭載二足歩行戦車』として世界中に知れ渡る恐るべき兵器の総称。 そのコンセプトは1960年代にグラーニンによって考案された。 戦車を二足歩行させるというコンセプトは簡単に言うと『ロボット』であり、 グラーニンはそれが人間が二足歩行を始めたのと同じで兵器のたどるべき進化であると考えた。 「金属の歯車(メタルギア)」という名称も「歩兵と戦車をつなぐミッシングリンクとなる」という考えのもとにグラーニンがつけたものである。 実際にメタルギアが形になったのはグラーニンの死後であり、 二足歩行によってどんなに険しい地形からでも『核発射』が行える兵器として開発され続けることになる。 基本的にメタルギアは全長が10~20メートルほどで、一人乗りで搭乗者が手動で操縦を行うが、AI(人工知能)が制御するタイプも存在する。
グラーニンの二足歩行戦車というコンセプトが初めて形になったのは 1974年に当時のCIA中米支局長ホット・コールドマンの計画によって開発された ピースウォーカーであるが、 その真価は四足歩行に変形したときに発揮し、『メタルギア』の名を冠さなかった。 よって世界初の『核搭載二足歩行戦車メタルギア』は同じく1974年に国境なき軍隊によって 開発された『メタルギアZEKE』である。
21世紀に入ってもなお、メタルギアの亜種は世界中で誕生し続けた。 その中には基本的なコンセプトを受け継ぎつつ核弾頭を搭載しないものなども含まれた。 また、メタルギアのネーミングの多くは大戦中に米軍が日本軍の局地戦闘機につけたニックネームが元になっている。
以下に正史シリーズに登場したメタルギアとその亜種を開発年号順に示す。