リキッド・スネーク(Liquid Snake)は、メタルギアの正史シリーズに登場する人物で、アメリカ出身の軍人。 幼少期にイギリスへ移住、イギリス訛りの英語を母語とする。 戦士、工作員として非常に優れた能力を持ち、 若年期はイギリスの諜報機関と軍で活躍、 後に米陸軍の特殊部隊FOXHOUNDで実戦部隊リーダーを務めた。 本名を”イーライ”という。
彼は1970年代、『恐るべき子供達』と呼ばれる計画によって20世紀最強の兵士”ビッグボス”の体細胞クローンとして誕生した。 リキッド・スネークは自らが他人のコピーであるという運命を激しく憎悪し、 自分の人生の意味はビッグボスの遺伝子の中にしかないという固執した考えが 生涯彼を縛り続けた。
名前 | リキッド・スネーク (Liquid Snake) |
本名 | イーライ (Eli)(フルネームは不明) |
別名 |
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性別 | 男性 |
国籍[注] |
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生年 | 1972年[注] |
身長 | 183cm(2005年/MGS1)[注] |
所属組織 | |
主な登場作品 | |
声優 | |
声優 (英語版) |
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フェイシャルキャプチャ | ピアーズ・スタブス(イーライ/MGSV:TPP) |
モーションキャプチャ |
イーライ(Eli)は、”リキッド・スネーク”の本名であり、 また『メタルギアソリッドV ファントムペイン(2015年発売/MGSV:TPP)』における 彼の幼少期の姿を描いたキャラクター像。 同作の舞台となる1984年当時、イーライはアフリカで子供達による武装集団を率いており、 現地では珍しく肌が白いことから、”ホワイトマンバ (白い毒蛇)”という二つ名を名乗っている (現地の言葉 (コンゴ語)では、”ニョカ・ヤ・ムペンベ”)。 彼の部隊は集落への略奪行為を繰り返しており、 現地民からその排除を依頼された軍事組織『ダイアモンド・ドッグズ』、 ひいてはその統括者である”ビッグボス(ヴェノム・スネーク)”と対立していく。 MGSV:TPPでは 『自らの出生(『恐るべき子供達計画』)への憎悪』という、 過去作で描かれたリキッド・スネークという人物の行動原理を幼少期からすでに持っていたことが明かされ、 同作のプロモーションでは”運命を呪う少年兵”と紹介されている。
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アメリカ出身の軍人。 幼少期にイギリスへ移住、イギリス訛りの英語を母語とする。 兵士として非常に優れた資質を持ち、また語学能力に長けていたため 工作員としては戦地でのコミュニティネットワークの構築に非凡な才能を発揮した。 歴史の裏舞台での活躍が多いため公式軍のデータベースにはほとんど記録がなく、その存在を知る者は少ない。 本名を”イーライ”という。
彼は『恐るべき子供達』と呼ばれる計画によって誕生した20世紀最強の兵士ビッグボスのクローンである。 幼くしてその真実を知った彼は、自らが他人のコピーであるという運命を激しく憎悪した。 彼は最期の時まで、自分がビッグボスを超える存在であると世界に証明しない限り、 自分自身の人生をスタートすることができないのだと信じて疑わなかった。 一方、自分の遺伝子に刻まれた運命を誇りに思うといった発言をしていることから、 ビッグボスに対して歪んだ愛情のようなものも持つようになったことも伺わせた。 いずれにせよ、彼の人生はビッグボスの遺伝子という牢獄に囚われ続けたのだった。
やがて同じくビッグボスのクローンであるソリッド・スネークがビッグボスを殺害し 『伝説の英雄』と呼ばれるようになったことを知ると、彼に対し強い執着心を抱く。 自らの手でビッグボスを殺害する機会を奪われた悔しさ、そして強い劣等感と嫉妬心。 やがてソリッド・スネークと対峙したリキッドは 英雄などと評価されることがすなわち最強の兵士ビッグボスのコピーである事の証明なのだという怒りをぶつけ、真っ向勝負で彼に打ち勝つことを試みる。 ビッグボスを殺したソリッド・スネークを殺し、ビッグボスの悲願アウターヘブン実現を成し遂げることが、リキッドに残された最後の希望だった。 しかし、人間の可能性は遺伝子の枠組みに囚われるはずはないと信じるソリッド・スネークにリキッドはどうしても勝つことができなかった。 やがて、自らが囚われ続けた遺伝子という仕組みによって、彼は葬り去られるのだった。
彼の遺志(あるいはビッグボスの遺志)は オセロットに受け継がれ、リキッドの死後、アウターヘブン実現は達成されることになる (リキッド・オセロットの項目を参照)。
MGS1においては当時30代(公式サイト(2021-10-12 現在)より)という設定に留まっていたが、 『メタルギアソリッド3 スネークイーター(2004年発売)』の エンディングにおける年表にて『恐るべき子供達計画』の実施年が1972年と明確化された。
スタントチーム『AAC STUNTS』の公式サイト(2021-10-12現在)より (MGS:TTSのエンドクレジットではモーションキャプチャを務めたアクターとキャラクターの対応が明記されていない)。