1971年にビッグボスがゼロ少佐の意志を継いで創設したアメリカの特殊部隊。 そのスタイルはかつてのFOX部隊と同じく、 エージェントが単独潜入任務を行うという隠密作戦を主としたものである。 非常に優秀な隊員たちによって構成される精鋭部隊であり、21世紀の初頭までその活動は続いた。
部隊創設直後に司令官のビッグボスは公式軍を離れてフリーの傭兵として世界を放浪することになるため、 1970年代のメンバーやどのような活動が行われていたかは不明である。 しかしやがて1980年代にビッグボスは再びFOXHOUNDの司令官に就任する。 その際、米軍大佐となっていた元グリーンベレーのロイ・キャンベルは部隊の副司令官となった。 また、この時期の他の主要メンバーとしては、 部隊の最優秀兵士グレイ・フォックス、 新人隊員ソリッド・スネーク、 鬼教官と知られるマクドネル・ミラーなどが挙げられる。 なお、この時のビッグボスの総司令官復帰は彼の陰謀によるものだった (アウターヘブン蜂起を参照)。 しかし彼はFOXHOUND総司令官としての活動をおろそかにしていたわけではなく、 数年間の活動の中で隊員たちに多くの技術を伝授し、隊員たちからの信頼も厚かった。
1995年にビッグボスがアウターヘブン蜂起を起こし ソリッド・スネークに討伐されると、 ビッグボスは再び米軍を離れ、消息を断った。 これにより彼の後任としてロイ・キャンベルが総司令官を務めることになった。 しかし、ソリッド・スネーク、グレイ・フォックスは部隊を離れた。
ビッグボス脱退後、ロイ・キャンベルによって
FOXHOUNDは最新鋭の軍事技術を導入したハイテク特殊部隊として生まれ変わった。
1999年にビッグボスが
やがてロイ・キャンベルが歳を重ねて退役すると、 元SIS(イギリス情報局)の工作員であったリキッド・スネークが FOXHOUNDの実戦部隊リーダーとなり、少数精鋭の新生FOXHOUNDを作り上げた。 その時のメンバーはサイコ・マンティス、 スナイパー・ウルフ、デコイ・オクトパス、 バルカン・レイブン、そしてリボルバー・オセロットだった。 この時のメンバーが2005年にシャドーモセス島事件を起こし、 同事件がソリッド・スネークによって鎮圧されると同時に部隊は壊滅、 FOXHOUNDは解体されることになった。