第一次世界大戦が収束した直後、三大国(アメリカ、ソ連、中国)の12人の有力者たちが創りだした闇の組織。 この創設メンバー12人による"賢人会議"が組織の始まりであったとされる。 この組織は第二次世界大戦において、三大国が協力し合い様々な軍事技術の開発を行うなどの役割を果たした。 しかし1930年代の終わりに創設メンバーの最後の一人が死亡すると組織は形骸化し、 各国の賢者達残留員は私利私欲のために暴走を始める。それに伴い、三大国は対立していった。 ちなみに、創設メンバーの最後の一人とは大戦中の英雄ザ・ボスの父親であった。
その対立の最大のきっかけとなったのが、第二次世界大戦中に賢者達が捻出した秘密資金「賢者の遺産」の存在であった。 その莫大な資金を巡って創設メンバーを失った三国の賢者達残留員は争うことになったのだった。 はじめにこの資金を手にしたのはソ連軍、GRUのヴォルギン大佐であった。 彼の父親は賢者達のマネーロンダリング(資金管理)を担当していたため、どさくさに紛れてそれを違法に相続したのであった。 しかし最終的に賢者の遺産を手にしたのはアメリカの諜報機関CIAであった(スネークイーター作戦を参照)。
スネークイーター作戦以降、CIAはその権力を強め、「賢者達」とはすなわちCIAを指し示す言葉のようになった。 しかし1970年、賢者達は突如として滅ぶことになる。 スネークイーター作戦でCIAが英雄ザ・ボスを殺害したことに 反感を覚えた人々の策略により、CIAの重要人物は暗殺され、賢者の遺産も奪取されたのである。 これによりCIAの上部構造は大幅に入れ替わり、組織「愛国者達」の創設につながる。 このような経緯から、賢者達が愛国者達の前身であるという見方をされることもある。