ヴェノム・スネーク(Venom Snake)は、メタルギアの正史シリーズに登場する人物で、 軍事組織『ダイアモンド・ドッグズ』及び『アウターヘブン』を指揮した兵士。 非常に優れた戦闘能力とカリスマ性を有する。 後に20世紀最強の兵士、神話的存在として語り継がれることになる”ビッグボス”の名を冠した。
実は彼は、かつて1960年代にCIAのエージェントとして『スネークイーター作戦』を完遂し 米政府からビッグボスの称号を与えられた人物とは別人である。 ヴェノム・スネークは、1980年代から1990年代にかけて暗躍した”もう一人のビッグボス”、いわば影武者のような存在であった。 後の歴史においては2人の人物による戦果が、ビッグボスという一人の戦士の伝説として認知されている。 その正体を知る者は彼をビッグボスの”ファントム(幻影)”と呼ぶ。 また本物のビッグボスは彼と対面した際に 自らを”イシュメール”と名乗り、彼を”エイハブ”と呼んだ。
名前 | ヴェノム・スネーク (Venom Snake) |
別名 |
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性別 | 男性 |
生年 | 1932年[注] |
出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 (California, U.S.A)[注] |
所属組織 | |
主な登場作品 | メタルギアソリッドV ファントムペイン |
声優 | 大塚明夫 |
声優(英語版) | キーファー・サザーランド |
フェイシャルキャプチャ | キーファー・サザーランド |
モーションキャプチャ |
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”ヴェノム・スネーク”として覚醒する前の 彼自身の生まれや経歴についてはある程度ゲーム中で設定が明かされている。 しかし、MGSV:TPPの主人公(プレイヤーキャラクター)であるヴェノム・スネークというキャラクターの本質は メタルギアの正史シリーズにおいて重要な立場を担うイチ登場人物でありながら、 同時にゲームをプレイするプレイヤーの分身であるという点にある。
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1984年に9年の昏睡状態から復活を遂げた20世紀史上最強の兵士ビッグボスは 再び様々な民間の軍隊を組織し、戦争のコントロールにより『サイファー』の情報統制と戦った。 しかし実は、1984年以降のビッグボスの歴史の裏では もう一人のビッグボス、つまりは影武者(ファントム)が暗躍していた。
その正体はかつて1970年代にビッグボスが率いていた『国境なき軍隊(MSF)』において ビッグボスから部隊で最も優秀な兵士と称されていた男。 医者という顔も持っていたため、部隊では衛生兵(メディック)としても活躍していた。 彼は1975年のMSF壊滅の際にビッグボスとともに同乗したヘリが墜落して昏睡状態に陥り、 ビッグボスの身を守る目的でゼロとオセロットによって ビッグボスの記憶を埋め込まれ影武者として生まれ変わった。 容姿についても、昏睡から復活した後、医者により整形手術を受けビッグボスに瓜二つの顔つきになった。
1975年のミッションでは同乗したヘリが爆発に襲われた際に身を挺してビッグボスを庇うなど、 ビッグボスへの忠誠心の強さが伺える。 事実、後に自分の記憶を取り戻し影武者としての境遇を知った後も、生涯ビッグボスに従い続けた。
彼は1984年に昏睡から復活した際に強い怒りを湛えていた。 それは記憶の刷り込みによるだけでなく、彼自身大切に想っていた仲間たちを葬られたことが理由である。 やがて彼はカズヒラ・ミラーと共に 部隊壊滅の元凶スカルフェイスに復讐を果たす ”ヴェノム・スネーク(毒蛇)”となったのであった。 ヘリの墜落の際に左腕を失っており、復活後は真っ赤な義手(バイオニックアーム)を装備している。 また、頭には黒い金属のような破片が突き刺さっており、まるでツノが生えているようなその風貌は鬼を連想させる。