『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』の マップ付きストーリー攻略ガイドです。
イベント中、雷電がソリダスの”蛇手 (スネークアーム)”による拷問を受けるため、 『アクションボタン (PSでは三角ボタン)』を連打して、O2ゲージの減少を防ぎましょう。
しかし、実際にはO2ゲージがゼロになっても なぜかライフゲージは減らないため 操作せず放っておいても大丈夫なのですが……、初プレイの場合は せっかくなので連打しておきましょう笑。
イベント後にローズからの無線が入り、会話が終了すると 拘束が解かれます。そうしたら、まずはマップの北東 (右奥)にある ”ノード”にアクセスしておきましょう。
なお、ここではなぜかビッグシェルの時と異なり 難易度『VERY EASY』でもマップのダウンロードが必要になっているため、忘れずにアクセスするようにしましょう。
雷電が拘束されていた部屋をよく観察すると、前作MGS1をプレイしたことのある ユーザーは既視感を覚えるレイアウトになっていることが分かるかと思います (南 (手前)側のエリアは入れませんが、主観で窓の奥を見ることができます)。 これまでの『プラント編』のシナリオの中でも薄々感じていた人もいるかもしれませんが、 その既視感はこの後のストーリーに関わってくるため頭に入れておきましょう。
マップの北東 (右奥)にある”ロッカー”には『風邪薬』が入っています。 本ステージ以降、雷電は全裸の状態となっていますが、この状態が長引くと風邪をひいて ”クシャミ”をする状態になってしまうため、必ず 風邪薬を取っておくようにしましょう。
『スタート地点』の拷問台に”張り付き”をすると 再び雷電が拘束されていた時と同じポーズを取るのですが、その際には 雷電の大事な部分がとあるものによって隠される 視点に切り替わるというギミックがあります。 なお、このギミックは後のネタ要素にも関わってきます。
マップの『目的地』にある扉から 次ステージ『アーセナルギア空腸』へと進みましょう。
本ステージに移動すると すぐに大佐から無線がかかってくるのですが、何やら彼の話は 支離滅裂で様子がおかしいです。以降、ステージを進む中で 大佐からは鬼のように無線がかかってくるのですが、いずれも任務とは無関係な内容ばかりとなっています。 ストーリー的な意味は後ほど明らかとなるのですが、この”発狂大佐”は 本作でも屈指のネタ要素となっており 話のパターンも多く収録されているため、ひとまず深く考えないで楽しんでおきましょう (こちらから無線をかけても聴くことができます)。
ちなみに、話の中ではMGS2よりも前のシリーズ作品に関連した ネタも登場しますが、中には外伝作品の 『ゴーストバベル』や、拡張版の『インテグラル』における ボーナスコンテンツのネタも含まれています。
本ステージで敵に発見され『危険モード』となってから 前ステージ『アーセナルギア胃』に戻り、敵に追いつかれる前に 急いで”拷問台”に張り付き拘束されたフリをしておくと、敵が 雷電の身体を見て『負けた』と呟き戻っていくというネタ要素があります。
本ステージでは一切の武器が使えず、全裸状態では”エルード”や”投げ・首絞め”ができないため、 見つからないように進んでいくのがなかなか難しくなっています。 ”打撃”の1・2段階目 (パンチ)をうまく連発して敵を気絶させながら進むことも可能ですが、 初心者は普通に視界をかいくぐって進んでいくほうが良いかと思います。
1階から北 (奥)に進んでいく方が比較的ラクかと思いますが それでは味気ないので、以下では一例として 2階から進んでいく手順を紹介します。
『スタート地点』付近の敵兵士が西 (左)側を向いているタイミングを狙い、マップ南東 (右手前)の階段から 2階 (2F)へと上がりましょう(上がっている途中にも強制的に”発狂大佐”の話を聴かされます笑)。階段を登ったら 北 (奥)側にも敵がいるため、すぐに物陰から飛び出さないように注意しましょう。
北 (奥)側の敵兵士の視界に注意しながら、通路を渡って 『A』地点まで移動しましょう。
なお、もともと『ダンボール箱5』を持っていた場合でも、 マップ (2F)の南西 (左手前)で再度入手して 本ステージの潜入に活用することができるため、取っておきましょう。
次に、2番目の通路を渡って 再び東 (右)側へ移動しましょう。
難易度『VERY EASY』を除き、途中には監視カメラが設置されているため、カメラが 北 (奥)側を向いているタイミングを狙って通路を渡りましょう。 その際、南東 (右手前)にいる敵兵士の視界も避けなければいけませんが、 カメラと敵の視界を同時にすり抜けるのが難しい場合は 一旦通路の上で『ダンボール箱5』を被ったまま動かずに待機し、2回に分けて移動しましょう。
通路を渡ったら、すぐに『B』地点 (柱の影)に隠れましょう。
マップの『C』で示した区間は そのまま進むと1階 (1F)に落ちてしまいますが、ギリギリで”ローリング”をすれば飛び越えることができます。 飛び越えたら、『D』地点 (柱の影)まで進みましょう。
難易度『VERY EASY』を除き、『D』地点から北 (奥)側を見ると 敵兵士が『目的地』へと伸びる通路を警備しているのが確認できるかと思います。よく観察していると 雷電がいる方向を監視した後に振り返って戻っていくため、その時に近づいて ”打撃 (パンチ→パンチ→キック)”で吹き飛ばしましょう。 その後、敵が起き上がる前に『目的地』まで一気に走ってしまいましょう。
なお、同じく『VERY EASY』以外では 手前に監視カメラがありますが、柱から離れないように移動すれば カメラがどの方向を向いていても死角 (真下)を通り抜けることができます。
『目的地』に着いたら扉に入り、次ステージ『アーセナルギア上行結腸』へと進みましょう。
ステージ内にある扉はすべて鍵がかかっており、どこにも進むことができません(敵兵士もいません)。 相変わらず大佐からしつこく無線がかかってくるため、ひとまず 大佐の話に5回付き合いましょう。
3回目の無線を受けた後、画面右上の”ソリトンレーダー”の位置に 突如として女性の実写映像が映し出されるギミックがあります (女性は、”しいなまお”さんというタレントさんのようです)。 次の無線を受けてしまうと映像が消えてしまうため、最後まで観たい場合は 映像が消えてから次の無線に進みましょう。
大佐の無線を5回以上受けた後、『A』~『B』区間で再度無線を受けるとシナリオが進行します (いつまでも無線を受けないでいると、区間内で強制無線が入ります)。 続けてイベントシーンへと移行し、雷電はようやくスネークと合流。彼から装備品一式を返してもらいます。
難易度『HARD』以上で 序盤に『髭剃り』を入手し、 それをプリスキン (スネーク)に渡すイベントを観ていた場合、ここで再登場したスネークが 綺麗に髭 (ヒゲ)を剃った姿で登場するというギミックがあります。 なお、『HDエディション』では”不具合”によって このグラフィック変化が発生しなかったのですが、『マスターコレクション』では 無事に修正されています。
イベントの中で、スネークはオルガから預かったという『刀 (ブレード)』を 雷電に渡します。その後、スネークの説明とともに ブレードの操作練習を行う時間が与えられるため、 『ガード (PSではL1ボタン)』、『薙ぎ払い (右スティック上下左右)』、『回転斬り (右スティック回転)』、 『突き (右スティック押し込み)』の操作を 一通り試しておきましょう。
なお、『武器ボタン (PSでは四角ボタン)』を押すと 殺傷 (斬撃)と非殺傷 (峰打ち)の切り替えが行えることも覚えておきましょう(武器アイコンが赤と青で変化します)。 ただし、『突き』だけはどちらのモードでも殺傷攻撃になります。
ここでも案の定、スネークにいたずらができます笑。 スネークをブレードで攻撃すると 怒って銃で反撃してきます(スネークの銃撃も、先述した『ガード』で防ぐことができます)。 また、彼にしつこく体をぶつけたり 格闘やローリングで攻撃すると、同じく格闘・ローリングを仕掛けてきます (攻撃してすぐに逃げるとスネークが追いかけてきます)。なお、スネークを殺害すると 当然ゲームオーバーとなってしまうので注意しましょう。
スネークと同行中のプレイパートにおいて、彼を気絶させるか眠らせて 体をゆすると、”ドッグタグ”を奪うことができます。 なお、タグに刻まれている名前は難易度によって異なっています。
操作練習を一定時間行うと再びイベントに移行します。 2人はそのまま次ステージ『アーセナルギア回腸』へと進んでいき、 敵兵士との強制バトルに挑むこととなります。
ハイテク装備を身に着けた敵兵士 (通称”天狗兵”)たちとのバトルイベントです。 殺害・睡眠・気絶に関わらず、全員を倒せばクリアとなります。 スネークと共闘する形となり、バトル中に弾薬が不足したり レーションを消費した際には彼がアイテムボックスを投げて補充してくれます。
ここからは”オタコン (141.12)”にも無線がかけられるようになるため、 積極的に連絡して色々な話を聴いてみましょう。
以下が攻略のポイントです。
敵兵士は、雷電 (プレイヤー)がステージの奥に進むに連れて マップの『A』『B』『C』『D』地点付近の それぞれ4箇所で出現します。 1度に出現する人数 (1セット)は、難易度『VERY EASY』では4人、『EASY』では5人、『NORMAL』では6人、 『HARD』では7人になっており、『A』『B』『C』地点ではそれぞれ1セット、最後の『D』地点では3倍の3セット出現します。
なお、一旦は敵をスルーして奥に進んでしまうことも可能ですが、結局は 全員を倒さないとシナリオは進行しないため 1セットずつ順番に倒していくのがオススメです。
どの難易度でも 共闘するスネーク自身の強さは変わらないのですが、高難易度ほど敵兵士が多く 攻撃力も高くなっているため、スネークの被ダメージ量が大きくなっています。 そのため、『NORMAL』以上の場合には、雷電 (プレイヤー)が積極的に攻撃しないと スネークがやられてゲームオーバーとなってしまうため注意が必要です。
しかし逆に、『EASY』以下では 雷電 (プレイヤー)が一切攻撃しなくても スネークが全員を片付けてくれてクリアが可能となっています (観察していると、スネークのエイムの速さがハンパじゃないです笑)。ですがせっかくのバトルイベントなので、 初プレイの場合には自分もガンガン攻撃していきましょう。
『A』『B』『C』地点の敵には基本的に近づかず、 手前側の障害物に隠れながら銃の主観攻撃で倒していきましょう。 暗くて敵が見づらい場合は、『赤外線ゴーグル』か 『暗視ゴーグル』を使いましょう。
なお、”オートエイム”は使えなくなってしまいますが、障害物の後ろに立って (低い障害物の場合はしゃがんで)”背伸び撃ち”をすると ほとんど敵の銃弾を受けることなく攻撃が可能です。ただし、難易度『NORMAL』以上の場合は、 先述した通り時間をかけすぎるとスネークがやられてしまうため、スピードも意識しましょう。
『刀 (ブレード)』は プレイパートで使える機会が少ないため、せっかくなので ここで積極的に使ってみましょう。 特に敵の多い『D』地点では、難易度『NORMAL』以上で 雷電 (プレイヤー)が中~遠距離から地道に戦っているとスネークがやられてしまうため、 前に出て積極的に戦う必要があります。
特に”ノーキル”を目指していない場合は、敵を一撃で倒せる 『突き (右スティック押し込み)』だけを使っていくのが一番ラクです。 ノーキルを目指す場合は、”峰打ち”の『薙ぎ払い (右スティック上下左右)』で連続攻撃を行いましょう (木刀でバシバシ殴っているような感覚が楽しいのでオススメです)。 敵に近づく際には、『ガード (PSではL1ボタン)』状態で近づいていけば 正面からの銃弾を弾けるので被ダメージを抑えられます。ただし、ガード状態のままでは攻撃が出せないため、 攻撃の直前にガードを解くのを忘れないようにしましょう。
敵兵士をすべて倒し『危険モード』が解除されると 北 (奥)側の扉が開き、マップの『目的地 (扉の前)』まで移動すると オタコンから無線が入ります。その後、自動的に 次ステージ『アーセナルギアS状結腸』へと進んでいきます。
マップの『目的地 (円形エリアの中央)』付近まで進むとイベントが発生し、 再び”天狗兵”との強制バトルが始まります。
※バトル開始前に入手したレーションは復活していません。
”天狗兵”たちとの2回目のバトルイベントです。 敵は円形エリアの東西 (左右)の頭上から次々に現れ、殺害・睡眠・気絶に関わらず 全員を倒せばクリアとなります。前回と同じく、高難易度ほど人数が多いです。 また今回も、バトル中にスネークが弾薬とレーションを 補充してくれます。
以下が攻略のポイントです。
銃で戦っても良いですが、本ステージでは敵兵士があまり一箇所にまとまって出現しないため 前ステージよりも『刀 (ブレード)』で戦いやすくなっています。 戦法は前ステージの終盤と同じく、『ガード』状態で近づいていき ”突き”や”薙ぎ払い”で攻撃するやり方を繰り返せばOKです。
本ステージでも相変わらずスネークが強く、難易度『EASY』以下では 彼に任せっきりでもクリアができてしまいます。 これは筆者の所感ですが、本ステージでは敵兵士が増員されるペースに対して スネークのエイム速度・攻撃範囲が大幅に上回っているので、前ステージよりも さらに強いように感じます笑。 ですが今回も『NORMAL』以上の場合には 放っておくとスネークがやられてしまうので、自分も積極的に攻撃していきましょう。 先述したブレードの戦法で戦っていけば、 『HARD』でもスネークのライフゲージに十分余裕を持たせたままクリアが可能です。
バトル中、急に『ゲームオーバー』になってしまったような演出が発生します。 しかし画面右上をよく見ると、『MISSION FAILED (ミッション失敗)』ではなく 『FISSION MAILED』と表示されており、その他の文字もつづりがおかしくなっています。 実はこれはユーザーを驚かせるためのフェイクであり、左上に表示されている小さな画面では 依然としてバトルが続いています。少し見づらいですが、惑わされずに ゲームプレイを継続しましょう。
敵をすべて倒すと再びイベントが発生し、2人の前に”フォーチュン”が姿を現します。 やがて、その足止めを買って出たスネークを残し、雷電 (プレイヤー)は 次ステージ『アーセナルギア直腸』へと進んでいきます。
イベントの途中に一時操作パートとなりますが ステージ内で出来ることは何もないため、どこからともなく響き渡る ”ソリダス”の声に耳を傾けましょう。
話を最後まで聴くと再びイベントシーンへと移行し、その後 ”メタルギアRAY”とのボス戦が始まります。
量産型”メタルギアRAY (レイ)”とのバトルイベント (ボス戦)です。 『スティンガーミサイル』で戦いましょう (一応『RGB6』でもダメージが与えられます)。 シナリオの中でRAYの数は”25機”だと語られていましたが、このボス戦ではすべてを倒す必要はありません(詳細は後述)。 同時に敵対するRAYは常に3機に維持され、1機を倒すごとに また1機が補充されます。
本ステージで入手できるスティンガーミサイルの弾薬は、 所持弾数が20発以下になると補充が開始されます。またレーションについては 所持数が1個以下になったタイミングで出現しますが、難易度『NORMAL』以上では出現の上限数があり、 『NORMAL』では3個、『HARD』では2個となっています。
以下が攻略のポイントです。
スティンガーミサイルをRAYに向けると、 頭部・右脚・左脚の3箇所にロックオンできることが分かるのですが、ダメージが通るのは頭部のみとなっています。 実は、RAYが”口”のような部分 (水圧レーザーを発射する場所)を開いている時に 頭部を攻撃すると大ダメージを与えることができるのですが、先に脚にミサイルを撃ち込むと よろけて口を開くため、”脚→頭部”の順番にミサイルを撃ち込むコンボを繰り返していくのが 基本的な攻略法となります(脚は右でも左でも、どちらでもOKです)。
北 (奥)側の遠方にいるRAYは 頭上から雷電 (プレイヤー)めがけて着弾する”誘導ミサイル”を頻繁に発射してきます。 発射後は『ピッピッピッ』という電子音が鳴り響くのですが、 その音の間隔がだんだん短くなっていくことで着弾までの猶予時間が示されます。 普通に走っていれば簡単に避けることができるので、常に電子音が鳴っていないか注意しておきましょう (着弾ギリギリまで移動を開始できなかった場合は、”ローリング”で素早く移動するのがオススメです)。
なお、先述した”脚→頭部”のコンボを行っている最中にも ミサイルが迫ってきたら回避行動を優先するようにしましょう。 スティンガーミサイルは一度ロックオンして発射してしまえば、 プレイヤーが装備を解除しても自動追尾して飛んでいってくれるため、コンボにおける 1発目の攻撃と2発目の攻撃の間に回避行動を挟むといった”タスク管理”が このボス戦のポイントだったりします(特に高難易度ではこれがとても重要です)。
ボス戦が開始してしばらくは、敵3体が北 (奥)方向に整列して 誘導ミサイルをひたすら連発してくるため、先述した”脚→頭部”のコンボがなかなか間に合いません。 敵に一定以上のダメージを与えると行動パターンが変化してコンボが決めやすくなるため、それまでは 直接頭部を狙って少しずつダメージを与えていくのも有効です。
RAYにダメージを与えていくと行動パターンが変化し、3体の中の1体が 常に雷電の近く (ステージの足場の上)にやってくるようになります。 この1体は”踏みつけ”や”機銃”、”水圧レーザー”といった 近距離用の攻撃を頻繁に行ってきて厄介なので、優先的に攻撃して倒すようにしましょう。 また、距離が近くスティンガーミサイルが短時間で着弾するため、 先述した”コンボ”を素早くこなせるというのも 優先的に攻撃するメリットです。
なお、近くのRAYに集中している時にも、遠方からのミサイルの ”電子音”に注意を払うのも忘れないようにしましょう。
近くに来たRAYは、先述した電子音が鳴る誘導ミサイルとは別の種類の 誘導ミサイルを”両膝 (ひざ)”から発射してくるのですが、これは回避がとても難しく 本ボス戦で一番厄介な攻撃となっています。この”膝ミサイル”の発射を阻止するという意味でも 近くのRAYを優先的に攻撃することが重要なのですが、もし発射されてしまったら ミサイルに対して直角 (画面の左右方向)に”ローリング”して回避しましょう (ミサイルをギリギリまで引き付けてローリングするのがポイントです)。
本ボス戦のクリア条件は 厳密にはRAYを倒した機体数ではなく、トータルで与えたダメージ量が 各難易度ごとに設定された”機体数分”に達することが条件となっています。 難易度『VERY EASY』では3機分、『EASY』では5機分、『NORMAL』では7機分、 『HARD』では10機分のダメージを与えればクリアとなります。
クリア条件を満たすとイベントが発生し、雷電は再び”ソリダス”と対峙。やがて舞台は 海上へと緊急浮上したアーセナルギアの上部 (甲板)へと移っていきます。
甲板におけるシーンで、冒頭でのみ 操作パートが発生します。『アーセナルギア胃』の時と同じく ソリダスの”蛇手 (スネークアーム)”による拷問が始まるため、再び『アクションボタン (PSでは三角ボタン)』を連打して O2ゲージの減少を防ぎましょう。ちなみに、この操作パートの時に左に視点を振ると スネークとフォーチュンの姿が確認でき、さらにその先まで視点を動かすと、この後のイベントシーンで登場するキャラクターが すでに控えていることが分かります。
なお、今回は前回と異なり、O2ゲージがゼロになると 続けてライフゲージが減っていくため、ちゃんと連打しないとゲームオーバーとなってしまいます。 高難易度ほど拷問の時間が長いのですが、『HARD』ではかなり気合いを入れて連打しないと 突破することができません(ここで詰む人もいるんじゃないかと心配になるレベルです笑)。
拷問を突破するとイベントシーンが始まり、シナリオが進行していきます。 やがて、暴走したアーセナルギアはアメリカ・ニューヨーク市内の”マンハッタン地区”へと乗り上げ、 『フェデラルホール』へと打ち上げられた雷電は 因縁の相手”ソリダス・スネーク”との最後の決闘に挑むこととなります。
アーセナルギアがニューヨーク市内へと突入する瞬間は明確に描写されず、初プレイでは 『シーンが飛んだ』と感じる人もいるかと思います。実は、本作MGS2が発売する わずか2ヶ月前に『アメリカ同時多発テロ事件 (通称”911”)』が発生し、当時コナミは 『ニューヨーク世界貿易センタービルなどの映像が収録された一部シーンを削除』と発表しているため (参考:GAME Watch)、 アーセナルギアが市街地に突入するシーンがそれに該当するのではないかと推測されます。 現に、『ザ・ドキュメント・オブ メタルギアソリッド2』では まだMGS2の開発当時は健在であった”貿易センタービル”を含む ニューヨーク市内にアーセナルギアが乗り上げている3DCGモデル (メイキングデータ)を閲覧することができます。
また、『プラント編』の主人公である”雷電”は、開発中には”ライデン”とカタカナ表記だったものの、 先述したテロ事件の首謀者として知られる人物の名前を想起するのではないかと開発スタッフが危惧したことから 漢字表記に変更されたという経緯があります(参考:小島秀夫監督の公式X (旧Twitter))。 さらに、アメリカ合衆国が”911”を受けて制定した対テロ法が『米国愛国者法 (USA PATRIOT Act)』という名前であることなどからも、 MGS2と現実の不気味なリンクが感じられます。
ちなみに、映像作品『メタルギアソリッド2 バンドデシネ』では アーセナルギアが市内に突入するシーンが描写されています。 また、”野島一人 (矢野健二)”さんによるノベライズ作品 『メタルギア ソリッド サブスタンスII マンハッタン』では、作品世界でも 先んじて”911”が発生しているという前提のもと、MGS2におけるテロ事件の内容を 再解釈した物語が描かれています。
テロリスト集団のボス”ソリダス・スネーク”とのバトルイベント (ボス戦)です。 使える武器は『刀 (ブレード)』のみとなっています。
以下が攻略のポイントです。
ソリダスには、普通に正面から攻撃しても刀で防がれてしまうため、 一旦敵の攻撃を刀 (ブレード)の 『ガード (PSではL1ボタン)』で防ぎ、その後に生まれた隙 (すき)を突いて攻撃していきましょう。 連続して攻撃を与えた方が多くダメージを与えられるので、ここでは 『突き (右スティック押し込み)』よりも『薙ぎ払い (右スティック上下左右)』の方がオススメです (”スタミナキル”を目指す場合は、”打撃 (パンチ→パンチ→キック)”も有効です)。
ソリダスの攻撃のうち『ガード』で防げるのは、2本の刀による”連続斬りつけ”や ”キック”、蛇手 (スネークアーム)を正面に大きく伸ばす”蛇手突き”です。 遠距離からの攻撃や、ソリダスが2本の刀を頭上に大きく振りかぶってから斬りつける技、蛇手によって 雷電の足元をすくう攻撃などには『ガード』が通用しないため注意しましょう。
先述した、ソリダスが2本の刀を振りかぶる攻撃などはモーションがとても大きいので、その隙に 背後に回り込んで攻撃するのも手です。また、マップ南 (手前)側のビルの壁面に飛び乗ってから 雷電めがけて落下してくる技も、一度避けてしまえばその後の復帰モーションが大きいため 絶好の攻撃チャンスとなります。
ソリダスには一度に3発まで攻撃を当ててダウンを取ることができるのですが、 体が離れている状態から連続攻撃を始めると3発目がうまく当てられません。 そのため、先述した方法などで隙を作ったら、 ゼロ距離まで近づいてから”薙ぎ払い”などを繰り出すようにしましょう。 ただし、敵のノーガード時間が解けるまでに近づくのが間に合わなそうな場合は 早めにリーチの長い”突き”を繰り出すのも有効です。
敵が蛇手 (スネークアーム)から”誘導ミサイル”を撃ってきた時、 あえて真正面からソリダスに向かって”ローリング”で突っ込んでいくと 何故かほとんど攻撃が当たりません(タイミングが悪いと稀に当たってしまいますが)。 それによって敵の攻撃モーション中にゼロ距離まで近づくこともできるので、 その隙に刀 (ブレード)で攻撃を加えましょう。
敵のゲージを3分の2ほど削ると演出が発生し、ソリダスは 蛇手 (スネークアーム)が装着された装置を捨て去ります。それによって身軽になった体で 高速移動を繰り返しながら攻撃を行ってくるようになるのですが、実はそこから繰り出される”斬りつけ”も 普通に刀 (ブレード)の『ガード』で防ぐことができるので、 落ち着いて前半戦と同じ戦法で戦っていきましょう(攻撃パターンが減るので、むしろ前半よりラクかもしれません)。 ただし敵がプレイヤーを撹乱するように繰り返し移動を行うため、ちゃんと 雷電がソリダスの方を向いて『ガード』ができているかを確認するようにしましょう。
なお、ソリダスが雷電に向かって突っ込んでくるときに タイミングよく”ローリング”を行うと敵を転ばせてスタミナにダメージを与えることができます。 もしスタミナキルを目指している場合には挑戦してみましょう。
ステージの端まで進んで”エルード (ぶら下がり)”の状態になっておくと、ソリダスは必ず 2本の刀を振りかぶる攻撃を繰り出してきます。その攻撃モーションが始まった時に 『アクションボタン (PSでは三角ボタン)』を押すとダメージを受けずに上に戻ることができ、 その後の隙を突いて攻撃を当てることができます(後半戦はモーションが速くなるので 少しだけタイミングがシビアになります)。実は これを繰り返す”ハメ技”を行えば簡単に攻略できてしまうのですが……、 初プレイの場合には正々堂々と戦ってみてほしいです笑。
敵のゲージをゼロにするとボス戦がクリアとなり、そのままエンディングへと移行していきます。 物語の結末を見届けましょう。