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1975年にカズヒラ・ミラーによって創設された民間の軍事組織(プライベート・フォース)。 ミラーはかつてビッグボスとともに運営していた私兵軍隊国境なき軍隊(MSF)が XOF(エックス・オー・エフ)部隊の襲撃により壊滅したことを受け、 再びかつてのような力を取り戻し仲間たちの仇を討つという報復心のためにこの組織を結成した。 そのため、かつてのMSFにあったような”大義”はなく、どんな汚れ仕事も引き受けた。 1984年にビッグボスが昏睡状態から復活すると再びミラーは彼に接触、 ダイアモンド・ドッグズも英雄ビッグボスの指揮のもとさらにその勢力を拡大した。
しかし、ダイアモンド・ドッグズの指揮官ビッグボスは1980年代以降 彼の影武者として暗躍した男(ファントム)であり、 ビッグボスにとってダイアモンド・ドッグズはもっと将来を見据えた自身の理想実現のための通過点/踏み台でしかなかった。 ダイアモンド・ドッグズがビッグボスの大きな力のひとつであったことも事実であるが、 この真実を知ったミラーはビッグボスと決別、やがて懐を分かつことになった。 ダイアモンド・ドッグズの活動がいつまで続いたのかについては不明だが、 1980年代の終わりにビッグボスが南アフリカに築くことになる傭兵派遣会社『アウターヘブン』の指揮も ファントムが任されたことから、その組織体制がアウターヘブンへと移行した可能性が高い。