リキッド・オセロット(Liquid Ocelot)は、メタルギアの正史シリーズに登場する人物で、 2010年代前半に世界の最大手5社とされた各民間軍事請負企業(PMC)を 束ねたマザーカンパニー『アウターヘブン』の統括者。 その肉体はかつて”リボルバー・オセロット”の暗号名で知られていたロシア人兵士であるが、 その人格・精神は2005年の『シャドーモセス島事件』で 死亡した米軍兵士”リキッド・スネーク”であるという 特殊なキャラクターとして描かれる。
名前 | リキッド・オセロット (Liquid Ocelot) |
別名 |
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性別 | 男性 |
所属組織 | アウターヘブン (マザーカンパニー) |
主な登場作品 | |
声優 | 銀河万丈[注] |
声優 (英語版) |
2010年代前半に世界の最大手5社とされた各民間軍事請負企業(PMC)を 束ねたマザーカンパニー『アウターヘブン』の統括者。 彼は、かつて米陸軍の特殊部隊『FOXHOUND』に所属し ”リボルバー・オセロット”の暗号名で知られていたロシア人兵士であったが、 2005年の『シャドーモセス島事件』で右腕を失い 同事件で死亡した米軍兵士”リキッド・スネーク”の腕を移植してから 次第にその言動や思想がまるでリキッドに精神を乗っ取られたかのように振る舞い始めた。 やがてリキッドが生きていればそうしたように、 彼の掌握するPMCの軍事力をもって闇の組織『愛国者達』への武装蜂起に乗り出すと、 世間の人間も彼を、死から蘇ったリキッド・スネークとして扱うようになる。
主な登場作品は『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(2008年発売/以下、MGS4)』。 同作中において、テロップ等の人物紹介においてのみ”リキッド・オセロット”の呼称が使用され、劇中では単に”リキッド”と呼ばれる。 同作のラストボスとして登場し、プレイヤーキャラクターである”オールド・スネーク”の前に立ちはだかる。 MGS4より数年前の事件を描いた『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(2001年発売/以下、MGS2)』においても すでにオセロットがリキッドに精神を乗っ取られる場面が描かれているが、 その時はまだ”リキッド・オセロット”の呼称は登場していない。 日本語版の声優はMGS2、MGS4ともにリキッド・スネークと同じ銀河万丈が務める。
真実は、オセロットは死者に精神を乗っ取られたわけではなく、 彼が密かに敵対する愛国者達を終焉させるための計画の一環として、 ”自己暗示”によって自らにリキッド・スネークの人格を移植し、 『愛国者達との抗争』という限定的な役割、ストーリーの中でのみ 別の人間の人生を演じていたのであった。 かつては表面上愛国者達の協力者として振る舞っていたオセロットが消失し、 愛国者達に敵対する存在であるリキッド・スネークという人物が復活したという ”虚構”が世間に浸透したことが、愛国者達抹殺計画『ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』を 成功させるための大きな鍵となった。
リキッド・オセロットというキャラクターの動向は そのままリボルバー・オセロットの動向であるため、 その詳細については『リボルバー・オセロット』のページに記載している。 彼がその人格を模していた人物については『リキッド・スネーク』のページも併せて参照のこと。
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MGS2では ”リキッド・スネーク”の人格が覚醒したシーンにおいてのみ 過去作でリキッド・スネークを担当した”銀河万丈”氏が演じたが、 MGS4では全編に渡って銀河氏がリキッド・オセロットを演じている。 理由について公式の説明はないが、MGS4の開発初期であった2006年に 過去作で”リボルバー・オセロット”を担当した”戸谷公次”氏が他界している。
英語版ソフトについて、MGS2では ”リキッド・スネーク”の人格が覚醒したシーンにおいては 過去作でリキッド・スネークを担当した”カム・クラーク”氏が演じたが、 MGS4では全編に渡って、 過去作で”リボルバー・オセロット”を担当した ”パトリック・ジマーマン”氏がリキッド・オセロットを演じている。