2007年のマンハッタン沖タンカー沈没事件が鎮圧してからの2年間で、愛国者達が タンカーが沈没した地点の海底にて極秘で開発を進めていた巨大戦艦。 タンカー沈没事件の後に海上を除染するという理由で建設された洋上プラントビッグシェルは このアーセナルギアを開発するためのフェイクに過ぎなかった。 つまりタンカー沈没事件自体、アーセナルギアを開発するための愛国者達の策略だった。
アーセナルギアは大量の武器・兵器を搭載し、数十台もの量産型無人兵器メタルギアRAYに護衛される鉄壁の要塞で、 「アーセナル(火薬庫)ギア」という名前にはメタルギアの亜種であるという意味合いが込められている。 しかし当然戦艦なので脚部などはついておらず、水中での航行のみ。潜水も可能である。
しかしアーセナルギアは単なる軍事力ではなかった。 アーセナルギアの中枢部には大規模な光ニューロAI「G.W.(ジー・ダブル)」が搭載されていた。 G.W.は世界中のあらゆる情報を検閲するためのシステムであり、これがアーセナルギアの本質であった。 アーセナルギアは愛国者達による新しい情報統制を実現するための土台となるべく開発されたのだった。 しかし実はこの存在はフェイクであり、すべてはS3計画を成功させるための材料に過ぎなかった。
2009年に発生したビッグシェル占拠事件にて、アーセナルギアは ソリダス・スネーク率いるテロリスト集団サンズ・オブ・リバティによって強奪される。 しかしこのテロを起こさせることが実は愛国者達の策略であり、S3と呼ばれる計画の一環であった。 このS3計画こそが愛国者達の完全な情報統制を完成させるための真の計画であり、 アーセナルギアの建造さえそのためのステップに過ぎなかった。(詳しくはS3計画を参照)
ビッグシェル占拠事件中、エマ・エメリッヒによって作られたワームクラスターで G.W.を破壊されたアーセナルギアは暴走し、ニューヨーク市街へと突入、フェデラルホールに衝突して機能を停止した。