2014年にリキッド・オセロットが愛国者達に反旗を翻した際、その活動拠点として創造した巨大な"戦艦"。 しかし"アウターヘイブン/OUTER HAVEN(外側の避難所)"という名前はこの戦艦の兵器としての名前ではなく、 リキッド・オセロットが提唱した、すべての土地、国家、法律、電脳網から、つまり愛国者達の支配から 真に解放される場所、という意味合いでの呼称である。 戦艦自体は愛国者達が開発していたもので、アーセナルギアに匹敵する巨大戦艦を強奪して改造を施した。 ちなみアウターヘイブンはどちらかと言うと潜水艦に近く、海上に浮上したときにのみ上部ハッチを開くようになっている。 ビッグボスが提唱した「アウターヘブン/OUTER HEAVEN」と名前が意図的に似せられているが、別物である。 しかし結果的にアウターヘイブンは、リキッドが父親の遺志「アウターヘブン実現」を成就するためのステップとなった。
「ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」を発動してSOPシステムを掌握したリキッドは 愛国者達の最後の砦である中枢AI「J.D.(ジョン・ドゥ)」の抹消に乗り出す。 J.D.は衛星軌道上、つまり宇宙空間をさまよっていたため、J.D.の管理外の核兵器、場所、 そして発射を支援するための要塞、軍事力が必要になった。 そこでリキッドは巨大戦艦を改造し、SOPを掌握したことで本当の意味で自分のものとなった リキッド傘下のPMCの傭兵、無人兵器を配備。 そして、かつてシャドーモセス島でソリッド・スネークに倒された メタルギアREXからレールガンを取り外してアウターヘイブンに装備し、そこからJ.D.へ向けた核攻撃を敢行しようとした。
しかし実際にリキッド・オセロットの計画はソリッド・スネークの手で AIにワームクラスターを流し込ませて愛国者達を消滅させることであったため、核発射が実行されることはなかった。