中東・イラク出身の戦士で、金髪碧眼の白人女性。クルド人である。 超人的な狙撃技術と屈強な精神力を持った天才狙撃手。1週間もの間、飲まず食わずで狙撃姿勢を維持することが可能。 愛銃は”PSG-1”。普段から精神安定剤を服用している。 米陸軍の特殊部隊FOXHOUNDのメンバーとして活躍した際は”スナイパー・ウルフ”のコードネームを持っていた。 本名は不明。 シャドーモセス島でのテロ(シャドーモセス島事件) に参加した際には現地の狼犬(ウルフドッグ)たちの世話をし、家族のように大切に想っていた。事件当時、年齢は20代である。
幼い頃、戦場で生まれた彼女は同じくクルド人の仲間たちと過酷な環境下での生活を余儀なくされていた。 やがて多くの仲間や家族を殺害され戦争孤児となった彼女は、1980年代当時フリーの傭兵として世界を転戦していた 20世紀最強の兵士ビッグボスの手で救い出されてアメリカに渡り、狙撃手として活躍するようになる。 その後、2000年代のはじめ(ゼロ年代)に当時リキッド・スネークが率いていた 米陸軍の特殊部隊FOXHOUNDに入隊することになった。 そして2005年(MGS)、リキッド率いる『ビッグボスの息子たち』の一員としてシャドーモセス島での蜂起(シャドーモセス島事件)に参加する。 これは自らの生い立ちを呪い、世界に復讐をするという自分の意思によるものであった。 やがてシャドーモセス島へと単身潜入した米国のエージェントソリッド・スネークと対峙。 彼と一騎打ちの狙撃対決を繰り広げた末敗れ去り、スネークにかつて自らを救ってくれた英雄ビッグボスの幻影を感じ取りながら息を引き取った。 彼女はその戦いの中で敵対する立場だったメリル・シルバーバーグの生命を救い、 また死に際に『女子供が死ぬのは見たくない』と発言していることから強さに裏付けされた優しさを併せ持っていることを伺わせた。
シャドーモセス島事件の最中、 基地でメタルギアREXの開発をしていた ハル・エメリッヒと深く交流しており、親しい仲になっていた。 彼とは互いに特別な想いを抱いていたが、ウルフは自らの立場を貫くため最期までその想いを口にすることはなかった。