プレイング・マンティス(Praying Mantis)は、メタルギアの正史シリーズに登場する民間軍事請負企業(PMC)。 本社の所在地はイギリス(イングランド)[注]。 ”リキッド・オセロット”の統括するマザーカンパニー『アウターヘブン』の傘下にあり、 2010年代前半に”世界最大手5社”とされたPMCの一つ。 戦場管理システム『サンズ・オブ・ザ・パトリオット(SOP)』を採用している。 その社名は『両腕を構えて戦闘状態に入っているカマキリ』を意味する[注]。
登場作品は『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(2008年発売/以下、MGS4)』。 ACT1『Liquid Sun(液体の太陽)』に登場。 MGS4の舞台である2014年当時、プレイング・マンティス社は中東にある某国の現政府と契約を交わしている。 同国は当時内戦状態にあり、プレイング・マンティス社がその中核を成す政府軍は 少数派民族による反政府軍と戦闘を繰り広げている。 ACT1にてプレイヤー(=オールド・スネーク)が主に敵対するのは このプレイング・マンティス社の兵士や兵器たちである (ただし、プレイ状況によっては反政府軍とも敵対してしまう)。
MGS4のオープニングでは同社の宣伝映像(CM)を観ることができる。 映像はプレイング・マンティス社全体というよりも、同社の一サービス『無人監視システム』のCMのようである。
5大PMCの他の4社は以下の通り。
MGS4のACT1のブリーフィングにおけるロイ・キャンベルのセリフでは 単にイギリスの企業であると紹介されるが、 デモシーンで表示されている世界地図において その所在地が厳密にはイングランド(England)であることが示されている。
ちなみに日本語で言う”イギリス”は名称の異なる4つの地域によって形成される連合型の国家を指し(2020年現在)、 イングランドもその構成地域の一つである。
社名の意味はPS3ソフト『メタルギアソリッド4 データベース』に記載。
ちなみに”Pray”は『祈る』、”Mantis”は『カマキリ』を意味する英単語であるが、 カマキリが戦闘状態にある時の動作が、人が手を合わせて祈る仕草に似ていることから、 単に『カマキリ』を指す場合でも『Praying Mantis』という言葉が使われる。 日本国内でも同様の理由で『拝み虫』という俗称が存在する。