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2007年のマンハッタン沖タンカー沈没事件によって海に大量の原油が流出したため、 アメリカ政府によってすぐさま原油を遮断するオイルフェンスが設置され、 そのエリア内に、海を除染するための施設として海上プラントビッグシェルは建造された。 ビッグシェルは海面から突き出す円柱形の柱で支えられた六角形の建物を基本とし、 それが6個集まってできたさらに大きな六角形の集合が2つが構成されており、それら12個の建物はA脚~L脚と呼ばれた。 さらに2つの大きな集合の中心にはそれぞれ中央棟と呼ばれる大きな建物が設置されており、 これらの合計で16個の建物が連絡橋によって繋がり、ビッグシェルは微妙なバランスを取って自立する施設だった。 この施設は環境保護のシンボルとして、一般社会にも知れ渡った。
しかしこの施設は「海上除染施設」などではなく、多くの陰謀の元に仕組まれて誕生した偽装施設だった (詳しくはビッグシェル占拠事件を参照)。