本ページでは、PlayStation Portable用ゲームソフトとして発売された『メタルギアソリッド ポータブル・オプス(2006年発売/以下、MPO)』 および『メタルギアソリッド ポータブル・オプス+(2007年発売/以下、MPO+)』の2作品に収録された ”通信対戦モード”について解説する。ゲームメニュー上の名称は『MATCH』。 本ゲームモードはもともとMPOの1コンテンツとして収録され、 後にそれを大きく拡張したコンテンツがMPO+に収録された。 基本的には『メタルギア オンライン(以下、MGO)』に近いゲームルールとなっているが、 MPO、MPO+の特徴である ”収集要素”が強く反映された独自の内容となっている。最大6人で対戦が可能。
2021年現在、MGOのように オンライン上で不特定多数のプレイヤーと対戦を行うために提供されていた専用サーバは サービスが終了しているため、 近くのプレイヤーと直接通信を行う”アドホックモード”のみ利用可能となっている。
PlayStation Portable用ソフト『メタルギアソリッド ポータブル・オプス(2006年発売/以下、MPO)』に収録された 『通信対戦モード』では、近くにいるプレイヤーとの直接通信を行う”アドホックモード”と、 『メタルギア オンライン(以下、MGO)』のようにオンライン上で不特定多数のプレイヤーと対戦できる ”インフラストラクチャーモード”の2種類のモードが用意された。 後に、多くの新規要素を追加した通信対戦モードの拡張版をメインコンテンツとした 『メタルギアソリッド ポータブル・オプス+(2007年発売/以下、MPO+)』が発売された。 本ページでは2作品の通信対戦モードをまとめて扱う。いずれも最大6人で対戦が可能。
対戦のゲームルールはMGOに近いが、 MPO、MPO+の2作品では プレイヤーキャラクターや武器、装備をシングルプレイモードで収集して独自の部隊を編成するというゲーム性を持っているため、 通信対戦モードはその延長線上のコンテンツとして、各プレイヤーが収集した要素をすべて持ち寄って競い合うという 独自の内容になっている。 そのため、”ユニークキャラクター”の特殊性はMGOに比べて低くなっている。
なお、”インフラストラクチャーモード”を含むコナミの専用サーバーを使用した各種サービスは 2012年3月30日をもって終了しているため[注]、 2021年現在は”アドホックモード”による対戦のみ利用可能となっている。 ちなみに、ソニーの公式サービスとして提供されているPlayStation 3の『アドホック・パーティー』を用いることによって、 遠隔地のプレイヤーとアドホックモードで対戦すること自体は可能である。
本ページで解説する通信対戦モードにおけるメインコンテンツ。 MPO、MPO+の 各シングルプレイモードで仲間にしたキャラクターを操作して 様々なゲームルールで対戦を行うことができる。
『実戦モード(REAL COMBAT)』では対戦中にユニークキャラクター以外のキャラクターが死亡すると 相手のプレイヤーに奪われてしまう。 『模擬戦モード(VR MODE)』ではキャラクターは奪われない。 その他にゲームプレイ上の違いはない。
なお、MPOとMPO+の間でも対戦を行うことができるが いくつかの制約があるため、後項『MPOとMPO+の対戦』で解説している。
MPOでもともと収録されていたゲームルールは4種類。 MPO+ではそこに対戦ルールが1種類、非対戦ルールが1種類追加され、 合計6種類のルールとなっている。 また、MPO+ではMPOにおけるルール1種類の内容が一部変更され 名称が変わっている。
MPO、MPO+の 各シングルプレイモードで集めたすべてのキャラクターを 通信対戦モードでもプレイヤーキャラクタとして使用することができる。
”ユニークキャラクター”について、 ゲーム作成時に使用可能かどうかの設定はできるものの、 ゲームプレイ上は『メタルギア オンライン』とは違って その他の”通常キャラクター”と特別に区別されていない。 どのキャラクターも同じ枠組みの中でそれぞれステータスが設定され、 ユニークキャラクターよりも高い能力を持った通常キャラクターも多く登場する。 また、”専用武器”のような特殊要素に関しても、通常キャラクターの中にも持っている者が存在する。 複数のプレイヤーが同じユニークキャラクターを同時に使用することも可能である。
キャラクターの一覧は『MPO/MPO+ 兵士一覧』のページに別途掲載している。
MPOではもともと収録されていたステージは8種類。 MPO+ではそこに7種類のステージが新たに追加され、 合計15種類のゲームステージとなっている。
すべてMPOのゲーム本編に登場したステージとなっている。
過去の作品からのリメイクステージが多く登場している。
セーブデータを使用せずに、アドホックモードによる通信で 近くにいるプレイヤーと簡易的に対戦を行うモード。 使用するキャラクター、ルール、ステージ、その他の設定も プレイヤーが選択できず固定されている。 またPlayStation Portableの『ゲームシェアリング』機能にも対応しており、 ゲームソフトを持っていないユーザーに本モードの機能を提供して対戦が可能。 MPO、MPO+で共通して収録されているが、 両作品間での対戦は不可能。
編成した自部隊のチーム(最大4人)を オンライン上に出撃させ、他のプレイヤーの部隊との戦闘成績によって 捕虜や志願兵を入手することができるモード。 オンラインランキングなどコミュニティ要素も用意された。 ゲームメニューでの表記は『CYBER-SURVIVAL(サイバー・サバイバル)』となっている。 MPO+ではサーバーが分割され、 『サイバーバル+』という名前に変更されている。
『実戦モード/模擬戦モード』における ”インフラストラクチャーモード”と同様に専用サーバーを使用したオンラインモードであるため、 2021年現在はサービスが終了しており利用することができない。