ザンジバーハムスター(Zanzibar Hamster)は、 メタルギアの正史シリーズに登場する哺乳動物。 げっ歯類ネズミ科に分類され、体長は25cmから28cm。 ネズミ科には珍しく猛毒を持つ。主食はチーズ。 西ヨーロッパからシベリア、イラクにおよぶ範囲に生息している。 動物学者の”ヨハン・ヤコブセン”は、 ハムスターがイエネズミ(人家やその周辺に棲息するネズミ)化した変種がルーツではないかという考えを語っている。 ザンジバーハムスターも他のイエネズミと同じく警戒心が強く、 人の気配を感じると巣から出てこない。
登場作品は『メタルギア2 ソリッド・スネーク(1990年発売/以下、MG2)』。 ザンジバーハムスターは同作の舞台となる中央アジアの小国ザンジバーランドにも生息しており、 プレイヤーキャラクターの”ソリッド・スネーク”は 同国の武装要塞への単独潜入ミッションの中でこの動物と遭遇する (”ザンジバー”という名前を持っているが、ザンジバーランドが原産であるのかは不明)。 シナリオの終盤、スネークは”キオ・マルフ”が OILIXの設計図を収めたという”カートリッジ”を入手するためロッカーを確認するが、 カートリッジはザンジバーハムスターによってロッカーの奥に作られた巣の中に持ち込まれてしまっていた。 巣を確認してみると、中にはカートリッジと共に大量のザンジバーハムスターがひしめいていた。 ザンジバーハムスターは猛毒を持つことから、カートリッジを入手するためにその駆除が必要となる (ザンジバーハムスターに触れるとゲームオーバーとなる)。 この事態に、作戦の後方支援メンバーであるヨハン・ヤコブセンは プレイヤー=スネークに対して ザンジバーハムスターの主食であるチーズを使って巣から誘い出す方法を提案する。 本作の回復アイテムの1つである『レーション【B3ユニット】』には アイテムウインドウの説明からチーズが含まれていることが分かり、 これを装備することでザンジバーハムスターを巣から誘い出し、武器を使って駆除することで攻略できる。
なお、本ページの情報はMG2のゲーム本編に加え、 『メタルギアソリッド4 データベース(2008年配信)』における記述も参考にしている。