ディスカバリー(Discovery)は、メタルギアの正史シリーズに登場する 米海軍のオハイオ級原子力潜水艦[注]。 2005年に発生した『シャドーモセス島事件』の際、同艦内に米・国防総省によるテロ鎮圧作戦の作戦司令室が設けられた。 登場作品は、同事件が描かれる『メタルギアソリッド(1998年発売)』。
シャドーモセス島事件当時、ディスカバリーはシャドーモセス島のあるアラスカ・フォックス諸島の北側に広がるベーリング海を潜航。 艦内には司令官の”ロイ・キャンベル”をはじめとした作戦関係者が搭乗しており、 彼らはそこから無線連絡によってシャドーモセス島の基地へと単身潜入したエージェント”ソリッド・スネーク”のミッションを指揮した。 ちなみにスネークも潜入前にディスカバリーの作戦司令室でブリーフィングを受けており、 その後、彼を乗せた小型潜水艇(SDV[注])が艦から射出され、海からの潜入が開始された。
米海軍が保有する原子力潜水艦の形式を表すクラスのひとつであり、 2019年現在、唯一『弾道ミサイル(戦略ミサイル)』の発射拠点として機能している潜水艦群である。 ”オハイオ級”というのは同クラスの1番艦である原子力潜水艦『オハイオ』と同型であるという意味であり、 その名は米国のオハイオ州に由来する。 ちなみに、現実にはディスカバリーという名前の艦は存在しない。
2021年からこのオハイオ級の後継となる『コロンビア級原子力潜水艦』の1番艦が建造開始予定となっている(2019年現在)。
『SEAL Delivery Vehicle』の略であり、 米海軍の特殊部隊『SEALs』のために開発された特殊作戦用の小型潜水艇。 密閉構造を持たないため、搭乗者は潜水器具を装備する必要がある。 現実にもMGS1作中のように潜水艦などからの射出によって推進力を得て運用される。