パラサイトセラピー

コードトーカーと呼ばれる アメリカ大陸先住民族・ナバホ族出身の微生物学者の研究によって生み出された、 寄生虫に人体の構成要素を担わせるための技術。 その具体的な内容については示されていないが、 主に覆い尽くすものを含む コードトーカーが発見・開発した寄生虫群を人体の細胞に融合させる際に使用される技術とされる。 ”寄生虫補完”とも呼ばれ、損傷した人体の部位を寄生虫によって補完することで 本来瀕死であったはずの人体を生きながらえさせたり、また老化による各臓器の機能低下を食い止めることができる。 また効果はそれだけに留まらず、それら寄生虫の能力によって宿主も特殊な能力を得ることができ、 スカルズのようにむしろそれを目的としてこのパラサイトセラピーが実施されることもある。

なお、パラサイトセラピーが施された人体は脳や心臓が機能停止しても腐ることはなく、 ただの肉片になったとしても焼却されない限り寄生虫が細胞に代謝を続けさせるため、 生物学上の生死の境目があいまいになるとコードトーカーは語っている。