メタルギアソリッド ソーシャル・オプス(METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS)は、2012年にコナミが配信したソーシャルゲーム。 略称”MGSSOP”。 対応機種はiPhoneをはじめとしたiOS搭載端末と、Android搭載端末。 スマートフォン版『GREE』のソーシャルコンテンツとして『AppStore』、『Google Play』で配信が行われた。 メタルギアシリーズにおける小島秀夫監督作品7作品と スピンオフ作品1作品の世界観をモチーフとしたオンラインカードバトルゲームとなっている。
2013年12月13日にサービスの提供が終了した[注]。
タイトル | メタルギアソリッド ソーシャルオプス(METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS) |
開発元 |
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発売元 | コナミデジタルエンタテインメント |
ジャンル |
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プレイ人数 | |
プラットフォーム |
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サービス開始日 | 日本2012年12月4日[注] |
前作 | メタルギアソリッド スネークイーター 3D(2012年) |
次作 | メタルギア ライジング リベンジェンス(2013年) |
2012年にサービスが開始されたiOS、Android向けのソーシャルゲーム。 ソーシャルゲームプラットフォーム『GREE』を基盤としてサービスが展開され、 アプリはAppleの『AppStore』、Googleの『Google Play』で配信が行われた。 本作はメタルギアシリーズの世界観をモチーフとしたオンラインカードバトルゲームであり、 各作品から多くのキャラクター、兵器などがカードになって登場した。 カードの題材とされたのは、以下の小島秀夫監督作品7作品と スピンオフ作品1作品の合計8作品 (作品によっては移植・リメイク等もあるが、すべてオリジナル版を記載)。
全体的にはサービス開始当時の最新作であったMGSPWの内容が基盤となっており、 同作における『マザーベース運営』というシステムが本作にも導入され、 カードの収集によってプレイヤーの部隊を拡充していくというゲームデザインになっている。 ただ、UI全般のナビゲーションはMGS4の登場人物”美玲(メイ・リン)”が担当している。
ゲームモードはストーリーパートを含んだシングルプレイモード『MISSION(ミッション)』と、 自分が入手したカードで編成したデッキを用いて戦闘を行う 『レイドイベント』、『バトルイベント』が存在する。 カードを入手する手段は各ゲームモードによる報酬と、課金制の『ガチャ』となる。 カードデザインは多くが原作ゲームのグラフィックが流用されているが、 一部のイベント限定カードやレアリティの高いカードに関しては新規のオリジナルグラフィックが用意されている。 カードバトル中も基本的にはカード自体のグラフィックしか描写されないが、 高レアリティカードのキャラクターに関しては専用の3DCGグラフィックが用意されており、 バトル中にリアルタイムポリゴンにより演出を見ることができた。 また、デッキ編成においては『メタルギア』と分類されるカードは特別枠が用意されているが、 原作ゲームではメタルギアという名が冠されていないものも含め、 主にボスキャラクターとして登場した巨大兵器全般は本作では『メタルギア』と分類されている。
2013年12月13日にサービスの提供が終了した[注]。
本作における基本的なゲームモードを紹介する。
一部、解説の都合上、原作ゲーム本編のネタバレを含むため注意。
シングルプレイモード。 『AP(アクションポイント)』を消費しながら主人公”スネーク”の潜入ミッションを進行させる。 特定のステージまで進行すると『ボス戦』が発生し、自分の編成したデッキを使って戦闘を行う。
潜入パートには際立ったゲーム性はなく、操作は画面のタップのみ。 敵に見つからない状態が続くと『ステルスチェイン』というポイントが溜まり”報酬”を獲得できるが、 これは完全な『運』となっている。 スネークによる潜入、戦闘はリアルタイムポリゴンによって描写される。 2Dグラフィックとテキストによるストーリーパートも用意されており、 メタルギアのストーリーを手軽に追体験できるようになっている。
なお、サービス終了までに本ゲームモードで描かれたストーリーは MGSPW、MGS3の2作品の内容のみである。 公式では『歴代メタルギア全てのストーリーを追体験』とプロモーションされていたため[注] 全作品のストーリーが組み込まれる予定であったと思われるが、 残念ながら実現する前にサービスが終了した。
自分の編成したデッキを使って様々な『レイドボス』と戦うゲームモード。 イベント制になっており、期間中にミッションをプレイしているとレイドボスと遭遇する。 ボスの種類はイベントによって異なる。 戦闘は『BP(バトルポイント)』を消費して行い、倒しきれなかった場合にもHPの残数は継続し、 他のユーザーの協力を得ることもできる。倒すと様々な報酬が獲得できる。 戦績によって『RAID迎撃pt』というポイントが貯まり、そのポイントランキングの上位者には特別な報酬が付与された。 また、より多くのポイントを得られる『レアレイドボス』も登場した。 戦闘中にはリアルタイムポリゴンによりボスのグラフィックが描写される。
以下にイベント(全17回)の一覧を掲載している。 なお、各イベントではメインとなるレイドボスの他に 通常の『戦車』のような兵器も登場していたが割愛している。 レアレイドボスについては固有のキャラクター(人物)のみ記載している。
『BP(バトルポイント)』を消費し、 自分の編成したデッキで他のプレイヤーのデッキと戦闘を行うゲームモード(リアルタイム対戦ではない)。 10ターン以内に相手のカードを全滅させられれば勝利となる。 イベント制であり、開催期間中のみプレイすることができた。 イベントは『第◯回 BATTLE OPS(バトルオプス)』というタイトルで、全16回開催された。 戦績によって『バトル勝利pt』というポイントが貯まり、そのポイントランキングの上位者には特別な報酬が付与された。
YouTubeのコナミ公式チャンネルにアップロードされている 『METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS - Trailer TGS 2012』より(2021-02-21現在)。 また、ゲーム情報サイト『インサイド』の 2012年9月23日の記事にも 『サービスインの時点では「3」「PW」が中心ですが、のちに「1」「2」「4」も入る』という記述がある。
ゲーム情報サイト『Gamer』の 2013年5月31日の記事、 および本作の公式サイトの 2013年6月7日のニュースページ(WaybackMachine)より(2021-02-21現在)。
ゲーム情報サイト『Gamer』の 2013年6月28日の記事、 および本作の公式サイトの 2013年7月5日のニュースページ(WaybackMachine)より(2021-02-21現在)。
明確な出典がないが、本作の公式サイトの ニュース用XMLファイル(WaybackMachine)に 2013年7月17日の項目に『ピューパの逆襲!』の記載があり、 Twitterで当時の投稿が確認できる(2021-02-21現在)。
開催期間についても公式情報ではないが、 海外の辞書サイト『Metal Gear Wiki』の 作品紹介ページを参照(2021-02-21現在)。
ゲーム情報サイト『Gamer』の 2013年7月31日の記事より(2021-02-21現在)。 レアレイドボスの情報は少ないが、本作の公式サイトの ニュース用XMLファイル(WaybackMachine)の 2013年8月5日の項目に『「ザ・ボス」初登場!』の記述があり、 Twitterの投稿で当時のスクリーンショット( @metalnitrogend、 @sakoooda、 @disneysealand) が確認できる(2021-02-21現在)。
明確な出典がないが、本作の公式サイトの ニュース用XMLファイル(WaybackMachine)の 2013年8月16日の項目に『クリサリスの逆襲!』の記載があり、 Twitterで当時の投稿が確認できる(2021-02-21現在)。
開催期間についても公式情報ではないが、 海外の辞書サイト『Metal Gear Wiki』の 作品紹介ページを参照(2021-02-21現在)。
明確な出典がないが、本作の公式サイトの ニュース用XMLファイル(WaybackMachine)の 2013年9月13日の項目に『ZEKEの逆襲!』の記載があり、 Twitterで当時の投稿が確認できる(2021-02-21現在)。
開催期間についても公式情報ではないが、 海外の辞書サイト『Metal Gear Wiki』の 作品紹介ページを参照(2021-02-21現在)。
明確な出典がないが、本作の公式サイトの ニュース用XMLファイル(WaybackMachine)の 2013年9月30日の項目に『ピースウォーカーの逆襲Ⅱ!』の記載があり、 Twitterで当時の投稿が確認できる(2021-02-21現在)。
開催期間についても公式情報ではないが、 海外の辞書サイト『Metal Gear Wiki』の 作品紹介ページを参照(2021-02-21現在)。
明確な出典がないが、本作の公式サイトの ニュース用XMLファイル(WaybackMachine)の 2013年10月21日の項目に『メタルギアRAY 襲来!』の記載があり、 Twitterで当時の投稿が確認できる(2021-02-21現在)。 同じくTwitterの投稿で当時のスクリーンショット( @bullethanter )も確認できる(2021-02-21現在)。
開催期間についても公式情報ではないが、 海外の辞書サイト『Metal Gear Wiki』の 作品紹介ページを参照(2021-02-21現在)。