Javascriptに対応した環境でのみ閲覧が可能です。 遺伝子のしくみを知ろう #04 双子のしくみ、クローン人間のつくり方 - メタルギアコンベンション
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伝子のしくみを知ろう #04 双子のしくみ、クローン人間のつくり方

投稿日:2014-09-01

ちょっと日が空きましたが、遺伝子のしくみを知ろう第4回になります。 前回は、人間が同じ箇所の設計図を両親から1つずつ受け継ぎ、2つの優劣の関係でどちらかが身体に発現する、 といった遺伝のしくみについてお話しました。 今回は双子のしくみとクローン人間のつくり方について書きたいと思います。

まずはじめに、第1回でお話したDNAと細胞の話を思い出してください。 細胞の中にDNAっていう物質があって、細胞はDNAに刻まれている遺伝子情報を読み上げて 身体に必要なものを作ったりといったはたらきをしているっていうお話です。 皆さんもTVなんかで写真を見たことあるかもしれませんが、細胞は中心から少しズレた位置に丸い形の””と呼ばれるものを持っています。 実はその中にDNAが存在しています。細胞の核の中に存在する酸であることから”核酸”と呼ばれるものの1種で、 名前のNAっていうのは『Nucleic Acid(ニュークリック・アシッド)』でそのまま核酸っていう意味です。 Dが構成物質のデオキシリボーズっていう糖を表しているのは以前に書きましたね。

このように、核というものを持ちその中にDNAが存在するという構成はすべての種類の細胞で共通です。 まず人間が産まれる際には、女性の卵子と男性の精子が出会って受精卵が出来上がる訳ですが、 卵子、精子、受精卵も同様の構成をした細胞の1種です。 当然この時の卵子と精子に、前回話した人体の各パラメーターにはめ込まれる値が半分ずつ乗っているわけですから、 この受精卵の時点で、その核の中にあるDNAにはその子供が産まれてから死ぬまで全身の細胞に持ち続ける遺伝子情報が出来上がってるわけです。 このたった1個の受精卵という細胞が人間のはじまりです。受精卵をはじまりとして遺伝子=設計図を読みながら人体が作られます。

ここまでの話を踏まえた上でまず双子のお話ですが、皆さんも一卵性双生児と二卵性双生児って言葉を聞いたことがあると思います。 実は同じ双子と呼ばれていてもこの2通りは全く誕生の仕方が異なります。 まず二卵性ですが、これは単純に、偶然2つの受精卵が同時に女性の体内で出来上がってしまった場合です。 つまり全く別の卵子・精子の組み合わせがたまたま同時に出来ただけなのでこの双子は遺伝的には普通の兄弟と何も変わりません。 普通の兄弟で体質や外見が似る確立も0ではないですが、とにかく必然的に塩基配列が一致することにはなりません。 このため二卵性では男女の兄妹が産まれることも普通にあるわけですね。兄妹がたまたま同時に産まれるだけなのですから。

これに対して一卵性とは、たった一つの受精卵から2人分の身体の形成が始まった場合です。 専門用語では”多胚化”と言うそうです。 同じ受精卵をはじまりとしているので、当然何十億桁もあるDNAの塩基配列がまったく同じわけです。 血液型なども当然一致し、外見もすごい似ています。 遺伝子の中に男か女か決定する情報も含まれているわけですから、一卵性で男女が産まれることはありません。

一卵性の双子では同じ胎盤内で育つ場合と別々の胎盤が形成される場合があり、 お医者さんはこれを見ただけで一卵性か二卵性か判断してしまうことがあるそうなので、 二卵性と言われていても大きくなってすごい似ている場合には恐らく一卵性だと思います。 先述したとおり二卵性は普通の兄弟と変わらないので多くの場合そっくりになることはありません。

さて、最後にクローン人間のお話をします。 先にお話しましたが、中に核を持った受精卵という細胞が人間の出発点です。 実はクローンのつくり方は、まだ受精していない卵子の核の部分をそっくりそのまま他人の細胞から取り出した核と交換して子宮に移すだけなんです。 受精した卵子=受精卵の核内に存在するのは男性と女性から受け取った遺伝情報の集合体で生後も持ち続けるわけですから、 そいつをそのまま卵細胞に渡してやればそれを読み取って人体を作ってくれると考えられるのは当然のことですね。 これにより、卵細胞に核を渡した人間と全く同じDNAの塩基配列を持った人物が誕生します。 これは他の動物のクローンの場合でも同じです。 最近テレビでよく聞く再生医療っていうのも似たような考え方です。

メタルギアソリッドシリーズでも現実世界と同じで、ヒトゲノムの解読は1990年代の後半から本格的に開始したとか そんな設定が活きているのになんで1972年にビッグボスのクローン人間が作れたのって考えると思いますが、 先述した人間が産まれる仕組みだけわかっていれば、核の中にあるDNAなんかの事情が何も分かっていなくても ビッグボスの細胞の核を取り出して卵細胞に渡してやるっていうだけならまた話は別ってことですね。 まぁ当然、現実世界の1970年代にはそんな技術さえもありませんでしたが。 世界初の哺乳類クローンとしてクローン羊『ドリー』が誕生したのも1996年です。

しかし、実際のところすでに成長した生物の体細胞から核を採取して作る体細胞クローンは 成功率が低いほか、産まれても幼いうちに死んでしまうなどというケースが多いみたいです。 まだ身体が作られる前の受精卵から核を採取した場合ではこのようなことはなく、 食肉用に受精卵クローンとして誕生したクローン牛が出荷されているそうです。 当然受精卵クローンの場合はすでに先述したようなすでに生きている人間のクローンをつくるというお話とはまた別に話になります。 この問題点についてはまだ研究途中の部分が多いようですが、やはり受精卵にもともと存在する核と 体細胞の核とでは相性などの問題があるのかもしれません。

それと、ソリッド・スネークを生み出す際にビッグボスの細胞核を渡した卵細胞は日本人女性のものが使われ スネークは日本人の体質を受け継いでいるという設定がありますが、 細胞核内のDNAとは別に卵細胞の方が産まれる子供の体質に影響を及ぼすことが現実にもあるのかどうかは僕もよく知りません…。 ビッグボスのDNAにはすでに彼の父親と母親の遺伝情報が組み合わさった人体の設計図が刻まれているわけですし…。 まぁ通常は遺伝子の提供元と卵細胞の提供元が異なることはないわけですから何らかの影響はあるのかもしれませんね。 適当な憶測ですが笑。

今回は出来るだけ短く書こうと思ったのですがまた長くなってしまいました笑。 結構書いてるうちに自分も勉強不足だと思う点がたくさんありました。 1972年にビッグボスのクローンを作る際にすでに寿命設定や生殖能力を奪うなどといった遺伝子操作が行われているのも 少々腑に落ちない部分ではありますし…。

とりあえず、僕が数日趣味程度で勉強した知識の書き連ねは今回でひとまず終わりにします笑。 また何か勉強したら書いてみようと思います。

前回→遺伝子のしくみを知ろう #03

第1回→遺伝子のしくみを知ろう #01

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