BLADE WOLF(ブレードウルフ)は、2013年にコナミから発売されたPlayStation 3用ゲームソフト 『メタルギア ライジング リベンジェンス(以下、MGR)』の”DLC(ダウンロードコンテンツ)”。 MGR本編に登場した対話型AI搭載無人機”LQ-84i”を 主人公(プレイヤーキャラクター)としたサブストーリーをプレイできるゲームモードとなっている。 MGR本編に至るまでのLQ-84iの過去が描かれる。 基本的なゲーム性はMGR本編と同じだが、 操作アクションがLQ-84iのキャラクター性を反映した独自のものに置き換わっている。
解説の都合上、MGR本編のネタバレを含むため注意。
2013年にPlayStation 3専用として発売されたゲームソフト『メタルギア ライジング リベンジェンス(以下、MGR)』の DLC(ダウンロードコンテンツ)。MGRと同年の5月9日に発売した[注]。 MGR本編に登場した”ブレードウルフ”こと ”LQ-84i”を主人公(プレイヤーキャラクター)としたサブストーリーをプレイすることができる。 本編と異なり『無線』、『カスタマイズ』は使用できない。
四足歩行の獣型無人機である”LQ-84i”を操るためプレイ感覚がMGR本編と多少異なるが、 斬撃をメインとした基本的なゲーム性は変わっていない。 斬撃モードでは”チェーンソー”を使用する。 本編にはなかった主なアクションとして、”ツメ”とチェーンソーを使った独自のコンボアクション、 身を低くして回復を行える『伏せ』、熱したナイフを投げるサブウェポン『ヒートナイフ』を使用することができる。 本編における『ニンジャキル』にあたる『ハンティング』も使用可能。 『ダッシュ』、『回避』については、 MGR本編における『ニンジャラン』と異なりオートメーション(自動)な部分が少なく プレイヤー自身のテクニックに依る部分が大きくなっているため、難易度が高くなっている。
また、本編にもあった”VRミッション”が本ゲームモードにも収録されている (本DLCのストーリーの一部になっている”VR訓練”とは別)。 ただし本編と異なり、ゲームステージ内の『データ端末』にアクセスした時のみプレイが可能となっており、 その成績もストーリー自体のリザルトに反映される。 端末=VRミッションは全部で5種類用意されている。
なお、本DLCの単体販売は2021年現在も行われているが、 MGRの『スペシャルエディション』を購入すれば はじめから全DLCのダウンロードコードが付属しているため、すでに単体で購入するメリットはない。
後に”ブレードウルフ”と呼ばれる”LQ-84i”が 『メタルギア ライジング リベンジェンス』の本編で”雷電”と出会う以前の 過去の物語が描かれる。
戦闘用マシンとしての欠陥を指摘され開発中止となっていた 対話インターフェース搭載型無人機”LQ-84i”は、 ”デスペラード・エンフォースメント”社のリーダー”サンダウナー”の気まぐれにより再起動され、 現在は同社の女性サイボーグ”ミストラル”の配下に置かれていた。 ミストラルはLQ-84iの持つ”知性”に興味を示し、 人間と同じような残虐性を引き出すためのテストとして様々な”VR訓練”への投入に興じていた。 やがてLQ-84iは、ミストラルの管理化で ”ドルザエフ”をクライアントとしたアブハジア占拠作戦に投入されることとなるが、 ”彼”は密かにデスペラード社の手を離れた自由を渇望していた。
本作の日本国内版ソフトにおけるキャストを掲載している。 なお、表記と掲載順は ゲーム中のクレジットに準拠している。
役名 | 声優 |
モーションアクター | |
ウルフ | 細谷佳正 |
(クレジットなし) | |
ミストラル | 朴璐美 |
西林素子 | |
カムシン | 小山力也 |
七枝実 | |
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(クレジットなし) | |
サニー | 井上喜久子 |
新野アコヤ |