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METAL GEAR
(ファミコン版)

最終更新日:2020-03-11

メタルギアMETAL GEAR)のファミリーコンピュータ(略称:ファミコン)版は、1987年にコナミから発売されたゲームソフト。 先に発売されたMSX2用の同名ゲームソフト『メタルギア』を原作としており、 当時は人気ハードへの”移植”という形で開発されたが、 MSX2版のスタッフは開発に関わっておらず、内容に多くの変更が加えられているため、 実質的に『同名の別作品』のような作品となっている。

MSX2版は正史シリーズの第1作目として数えられる作品であるが、 ファミコン版にはゲームのシナリオや演出に多くの違いが見られるため、 世界観を分けた外伝作品として扱われる場合が多い。


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本情報

タイトル メタルギア(METAL GEAR
開発元 コナミ[]
発売元
  1. コナミ(日本、欧州)
  2. Ultra Games(北米)
原作 メタルギア(MSX2/1987年発売)
プログラム[]
  1. Yoshihiro Sugimoto
  2. Masahiro Ueno
美術[] Compagno Ogikubo
音楽[] 村岡一樹
ジャンル
  1. ステルス
  2. アクション
  3. アドベンチャー
プレイ人数 1人
プラットフォーム
  1. ファミリーコンピュータ
  2. Nintendo Entertainment System[]
  3. MS-DOS
  4. コモドール64
  5. ニンテンドーゲームキューブ
    1. Wii(後方互換)
発売日
ファミリーコンピュータ
  1. 日本1987年12月22日[]
Nintendo Entertainment System[]
  1. 北米1988年(日付不詳)
  2. 欧州1989年(日付不詳)
MS-DOS、コモドール64
  1. 北米1990年(日付不詳)
ニンテンドーゲームキューブ
  1. 日本2004年3月11日[]
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)[]
前作 メタルギア(1987年)
次作 スネークズ・リベンジ(1990年)
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1987年に発売されたファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)用のゲームソフト。 本作の半年ほど前にメタルギアシリーズの第1作目であるMSX2用ゲームソフト『メタルギア』が発売されているが、 本作はそれを原作として、人気ハードへの移植という形で開発が行われた。 当時、コナミ内でMSX2、ファミコンでは開発チームが分かれており、 原作のゲームデザインを手掛けた”小島秀夫”氏をはじめとするMSX2スタッフは開発に一切関わっていない。 また、本作は基本的にはMSX2版の内容を踏襲しているものの多くの変更が加えられており、 さらにゲーム性にもいくつかの問題点を孕んでいる(後項で解説)。 そのため、後にメタルギアシリーズが数多く発売されていく中で 移植版というよりも同名の別作品として扱われることが多くなった。 開発は同時期だが、ある意味リメイク作品にも近い。

大枠のストーリーや登場人物はMSX2版を踏襲しているため、本ページでは省略する。 詳しくは『メタルギア』のページを参照。

MSX2版との違い

解説の都合上、MSX2版およびファミコン版における軽微なネタバレを含むため注意。

ゲームシステムにおける主な変更点は以下の通り。

  1. アラートモードが1つの画面で完結している
    敵に見つかった際の”アラートモード”について、 MSX2版では画面移動で解除されるタイプと解除されないタイプがあったが、 ファミコン版では画面移動すれば必ず解除できる。
  2. コンティニュー時の仕様の変更
    MSX2版ではチェックポイント方式であったが、 ファミコン版では所持アイテムは直前の状態が保持されつつも プレイヤーの”ランク”によって再開地点が固定されている(一部例外もある)という 特殊な仕様になっている。
  3. セーブ方式の変更
    ゲームのセーブがカートリッジへの記録ではなくパスワード方式になっている。
  4. トラックの向きの変更
    アイテムの入手や移動が行える”トラック”について、 MSX2版ではすべて北向きであったが、ファミコン版では北向き、西向きの2種類に変更されている。
  5. 番犬の動作の変更
    要塞を警備している”番犬”について、 ファミコン版ではMSX2版と異なり見つかるとアラートモードになり、 またパンチで倒せるように変更されている。
  6. 敵兵がアイテムを落とさない
    MSX2版では敵兵をパンチで倒した時にアイテムを落とすことがあったが、 ファミコン版では落とさなくなっている。
  7. 銃の射程距離が長く、ダンボール箱を被ったまま射撃可能
  8. 監視カメラの真下が死角になった
    MSX2版では障害物やダンボール箱でしか監視カメラの視線を遮れなかったが、 ファミコン版ではカメラの真下が死角になっている。

ゲームのシナリオや演出における主な変更点は以下の通り。

  1. オープニングの変更
    オープニングにおいて、MSX2版では水路から直接敵の要塞に潜入しているのだが、 ファミコン版では空からジャングルへのパラシュート降下による潜入に変更されている。 ちなみに、同じ軍用機からプレイヤーキャラクター(ソリッド・スネーク)の他にも 3人の人間がパラシュート降下している様子が描かれているのだが、 何故かその3人についてゲーム中一切言及されない。
  2. ゲームステージの構成変更
    オープニングの変更に合わせ、序盤にジャングルステージが追加されている。 またMSX2版ではビルが3棟なのに対し、ファミコン版では一部エリアが別ビルに分割され、5棟存在する形となっている。 さらに、ビル間にもジャングルステージが追加されている。 共通する場所でもMAPの変更点が多々見られる。
  3. 無線画面の変更
    無線画面にソリッド・スネーク(プレイヤーキャラクター)の顔が表示されなくなっている。
  4. BGMのいくつかが別のものに変更されている
  5. 飛行する敵兵が登場しない
    MSX2版では飛行する敵兵が登場するが、ファミコン版では歩行しかできなくなっている。
  6. 敵兵との強制戦闘の削除
    ゲーム進行の必要なアイテムを入手する前の敵兵との強制戦闘が削除されている。
  7. ハインドD戦の削除と変更
    ハインドD(軍用ヘリ)との戦闘がファミコン版オリジナルの 機関銃を持った2人組の敵キャラクターに変更されている。
  8. パラシュート降下の削除と変更
    MSX2版では先に進むためにパラシュートを入手して降下を行う必要があったがこれが削除され、 別の攻略方法に変わっている。
  9. メタルギアが画面上に登場しない
    最終兵器メタルギアを破壊するという目的は同じなのだが、 本体を直接破壊するのではなく、それを制御する『スーパーコンピューター』を破壊するというシナリオに変更されているため、 画面上にメタルギアが登場しない。
  10. エンディングの変更
    ゲームクリア後のエンディングにおける演出が大きく変更されている。 またエンドクレジット後にあったセリフも削除されている。

また、ゲーム性において以下のような問題点がある。

  1. 無線の会話の矛盾
    先述した『ゲームステージの構成変更』に伴い、 いくつか無線における会話が状況と合わない場面が存在する。 恐らくMSX2版における構成の名残だと思われる。
  2. 画面移動時に必ず見つかる場合がある
    トラックへの出入りも含め、 画面を移動した瞬間に敵兵や監視カメラに見つかってしまうのが避れられない場面が度々起こる。

米でのヒットと後のシリーズへの影響

ファミコン版の翌年、いわゆる”海外版のファミコン”として知られる ”Nintendo Entertainment System(略称:NES)[]”向けに本作のローカライズ版が発売された。 当時、特に北米ではNESがゲーム市場を席巻しており、それに乗じる形で本作のNES版も現地で大ヒットを遂げた。 北米ではMSX2版が発売されていなかったため、当時の北米ユーザーにとっては本作が実質的なメタルギアの第1作目であった。 さらにそのヒットを受け、NES専用として海外向けにのみ続編である『スネークズ・リベンジ』が発売している。

実はその海外向け続編の発売が小島秀夫氏自らによる続編『メタルギア2 ソリッド・スネーク』の開発に繋がったという エピソードがある(詳しくは『スネークズ・リベンジ』のページを参照)。 そもそも小島氏はコナミ入社時にファミコン部署への配属を望んでいたものの叶わなかったという経緯があるため とても皮肉な形ではあるのだが、このファミコン版の海外でのヒットが後にメタルギアシリーズが続いていく遠因になっている。

作品との繋がり

本作の正当な続編として1990年に『スネークズ・リベンジ』が発売している。 同作は海外向けのみの発売であり、日本語版は存在しない。この世界線は2作で完結している。

なお、本作の原作であるMSX2版『メタルギア』は 正史シリーズの第1作目として数えられ、 またMGGB・MGAシリーズとも繋がりを持つ作品である。 ファミコン版のストーリーの大枠はMSX2版を踏襲しているため、その代わりとしてプレイしても大きな違和感はなく、 それらのシリーズの一部と見なすかどうかについては扱いが難しいのだが、 前項『MSX2版との違い』に記載したように ゲームのシナリオや演出にも大きな違いが見られるため、世界観を分けた作品として扱われることが多い。 本Webサイトにおいてもそのように扱う。

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ームソフトバリエーション

本作の原作となった同名の作品については『メタルギア』のページを参照。

ファミコン版

METAL GEAR(ファミコン版)
プラットフォーム ファミリーコンピュータ
メディア 専用カートリッジ
発売日
  1. 1987年12月22日[]
価格
  1. 5,300円(当時消費税なし)[]

NES版

ファミコン版の翌年に、 いわゆる”海外版のファミコン”である”Nintendo Entertainment System(略称:NES)[]”向けに発売されたローカライズ版。

METAL GEAR(NES版)
プラットフォーム
  1. Nintendo Entertainment System[]
メディア 専用カートリッジ
発売日
  1. 北米1988年(日付不詳)
  2. 欧州1989年(日付不詳)

MS-DOS版/コモドール64版

1990年に、Microsoft社のPC用OS『MS-DOS』、コモドール社のホビーPC『コモドール64』向けに それぞれファミコン版の移植版が発売された。 だがこの2タイプは実質的に『NES版の移植版』として 海外向けにのみ発売されたものであり、日本語版は存在しない。 メディアはいずれも『フロッピーディスク』。 基本的なゲーム性やシナリオはファミコン版を踏襲しているが、 それぞれのプラットフォームの性能に合わせてグラフィックやサウンドの演出が変更されている。

ちなみに、ファミコン版ではオープニングでソリッド・スネーク(プレイヤーキャラクター)の他にも 3人の人間がパラシュート降下している演出があったが(前項『MSX2版との違い』を参照)、 この2つのバージョンではスネーク1人に変更されている。

ニンテンドーゲームキューブ版

2004年に発売された『メタルギアソリッド ザ・ツインスネークス』の 限定版『プレミアムパッケージ』に特典として付属した 『メタルギア スペシャルディスク』に ファミコン版の移植版が収録されている。 通常のニンテンドーゲームキューブ用ソフトと同じ包装で専用のパッケージになっているためコレクション性が高く、 単体でも中古ショップ等に流通している。

METAL GEAR SPECIAL DISC
プラットフォーム
  1. ニンテンドーゲームキューブ
    1. Wii(後方互換)
メディア 専用8cm光ディスク(1枚)[]
備考 ゲームに加え、特典映像(メタルギアソリッド ザ・ツインスネークスのトレイラー)も合わせて収録されている。
その他、詳しい情報は以下のページを参照。

考・脚注

開発部署について


メタルギアソリッド ザ・ツインスネークス』の公式サイトの 『LIMITED』ページ(2020-12-23現在)に掲載されている 小島秀夫氏のコメントを見ると、当時の『開発2課(小島氏の所属は3課)』に原作のデータを渡した後、 『東京の開発チーム』で開発がスタートした旨が記載されているが、詳細は不明。

プログラムスタッフの名前について


スタッフの名前について、本編のエンドクレジットではアルファベット表記になっている。 漢字表記は不明のためそのまま記載。

美術スタッフの名前について


スタッフの名前について、本編のエンドクレジットではアルファベット表記になっている。 『Compagno Ogikubo(コンパーニョ・オギクボ)』について、 コナミの他作品にも様々な名前でクレジットされている美術スタッフ”荻窪一仁”氏であると思われるが、 確定情報がないためそのまま記載。

音楽スタッフの名前について


スタッフの名前について、本編のエンドクレジットではアルファベット表記になっている。 漢字表記について、公式資料ではないが、 ユーザー編集系辞書サイト『Wikipedia』の『コナミ矩形波倶楽部』のページを参照 (2020-12-31現在)。

ちなみに”村岡一樹”氏は後に、1998年に発売した『メタルギアソリッド』以降、 メタルギアシリーズの多くの作品においてサウンドディレクターなどの主要スタッフとして参加している。

ファミリーコンピュータ版の発売日の出典


メタルギアソリッド ザ・ツインスネークス』の公式サイトの 『LIMITED』ページ(2020-12-23現在)に記載。

Nintendo Entertainment Systemとは


Nintendo Entertainment System(ニンテンドーエンターテインメントシステム)は、 日本で1983年に発売されたゲーム機『ファミリーコンピュータ』をベースに 筐体の変更が施されて数年後に海外で発売されたゲーム機。通称『NES(ネス)』と呼ばれる。 ソフト(カセット)に互換性はなく、いずれかでしか発売されていないソフトもあるため実質的には別のゲーム機であるが、 日本のファミコンでヒットした有名タイトルがNESでも多くリリースされており、 日本においては『海外版のファミコン』と認知されることが多い。 日本のファミコンと同様に大ヒットし、当時の北米におけるテレビゲーム市場を活性化させた。

ニンテンドーゲームキューブ版の発売日の備考と出典


ニンテンドーゲームキューブ版の発売日は、厳密には本作の移植版ソフトが特典として付属された 『メタルギアソリッド ザ・ツインスネークス』の限定版『プレミアムパッケージ』の発売日となる(通常版と同日)。

発売日は同作の公式サイト(2020-12-23現在)に記載。 なお、プレミアムパッケージは日本国内でしか発売されていない。

CEROについて


CEROが設立されたのは2002年のため、 それ以前に発売した本作のオリジナル版には認定はない。 記載しているものはニンテンドーゲームキューブ版に対する認定である。

ファミコン版の価格の出典


ゲーム情報サイト『ファミ通.com』のゲーム発売スケジュール(1987年12月22日)より(2020-12-31現在)。 発売当時(1987年)は消費税の導入前である。

ニンテンドーゲームキューブ用の光ディスクについて


公式サイトのスペック紹介ページに詳しい仕様が記載されている(2020-12-31現在)。

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