『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』の マップ付きストーリー攻略ガイドです。
本作MGS2には2023年9月現在、以下の5つのバージョンが存在しています。 ここでは概要だけ記すため、詳しい違いが知りたい方はそれぞれのリンク先を参照してください。
2001年発売。”PlayStation 2”専用。 全バージョンで唯一、難易度ごとの仕様が異なる (詳細は後項『難易度選択』を参照のこと)。
2002年に発売した拡張版。同じくPS2専用。 新難易度の追加とともに従来の難易度の仕様も変更されている。 ”英語音声”のみ。
2011年に発売したHD移植版。サブスタンスをHD化しつつ 日本語音声化した仕様になっている。 ”PlayStation 3”、”Xbox 360”に対応。 PS2版から一部、”劣化点”あり。
2012年に発売した、”PlayStation Vita”向けの『HDエディション』。 実はPS3、Xbox 360と開発メーカーが異なり、先述した”劣化点”はこちらの方が少ない。ハードの特性を使った独自の操作性あり。
2023年に発売された移植版。 ”Nintendo Switch”、”PlayStation 5”、”PlayStation 4”、”Xbox Series X/S”、”Steam”に対応。 『HDエディション (PS3・Xbox 360版)』をベースとしており、その上で 旧バージョンが抱えていたいくつかの”不具合”が修正されている。
ゲームを起動すると 自動的に『オープニング映像』が再生されるので、 初プレイ時にはボタン操作をせずに待ちましょう(ゲーム本編中には再生されません)。 終了すると、そのままタイトル画面へと移行します。
タイトルメニューの『SPECIAL』から選択できる『PREVIOUS STORY (プリビアス・ストーリー)』では、 前作MGS1のストーリーについて言及する 様々な文書を読むことができます。文書は複数収録されており、一つの文書を最後まで読む (最終ページまでスクロールする)と 次の文書が読めるようになります。
本モードの重要な点は、収録されている文書が単にMGS1のあらすじを記したものではなく、 『メタルギアソリッド』の作品内世界で発表されているという設定の文書 (新聞や書籍)であるという点です。 最も代表的な文書が、前作MGS1に登場した軍事アナリスト”ナスターシャ・ロマネンコ”が 執筆した書籍『シャドーモセスの真実 (In The Darkness of Shadow Moses)』です。 MGS2には、同書籍を読んだことがあるキャラクターが その内容について言及するセリフが含まれています。
なかなかの長文なので、初プレイ前に読むというのはかなり精神的ハードルが高いですが……、 ストーリー考察上とても重要なコンテンツになっているため、もし今後メタルギアソリッドのストーリーについて 深く知りたくなった方は読んでみることをオススメします。
タイトルメニューの『NEW GAME』を選択すると、まず ゲームのプレイパートや難易度を決定するための画面が表示されます。
オリジナル版に限り、”井上喜久子”さんのアナウンスボイスと共に 進めていく仕様になっており、はじめに表示される”QUESTIONS (アンケート)”の回答によって プレイするパートや選択できる難易度が決定されるようになっています。
サブスタンス以降のバージョンでは 単純に一つずつ任意のものを選択していく仕様になっているため、次項以降を順に参照してください。
サブスタンス以降のバージョンの場合は、以下の3つの選択肢が表示されます。
『タンカー編 (序章)』と『プラント編 (本篇)』を連続でプレイする。
『タンカー編 (序章)』のみをプレイする。
『プラント編 (本篇)』のみをプレイする。
初プレイの方は、普通に『TANKER - PLANT』を選べば良いかと思います (一応、初プレイで最初から『プラント編』をプレイした場合にも 演出や操作説明で配慮が行われ、ゲームとして成立する設計になっています)。 本攻略でも2つのパートを連続してプレイする場合の流れを紹介し、『タンカー編』をチュートリアルに見立てた テキストを記載しています。
なお、オリジナル版の場合は『QUESTIONS』で 前作MGS1をプレイ済みと回答すると 『タンカー編』スタート、未プレイと回答すると『プラント編』スタートになります。
プレイパートが決定すると、次に”難易度”を選択する画面に移行します。 オリジナル版の場合は 『QUESTIONS』の回答結果で選べる難易度が変化しますが、 サブスタンス以降のバージョンでは 単純に好きな難易度を選ぶ仕様になっています。ただし、いずれのバージョンでも 基本の4段階を超える高難易度は2周目から選択が可能です。
前項『プレイするバージョンを確認しよう』でも少し触れていますが、 サブスタンス以降のバージョンでは 基本となる4つの難易度の表記が オリジナル版と1つズレています(これにより『VERY HARD』の表記が消失しています)。
以下が対応表です。
サブスタンス以降の表記 | オリジナル版の表記 |
VERY EASY | EASY |
EASY | NORMAL |
NORMAL | HARD |
HARD | VERY HARD |
EXTREME | EXTREME |
EUROPEAN EXTREME | - |
このような都合から、他の”メタルギアソリッド”シリーズで『NORMAL』がちょうどいいというユーザーも、 サブスタンス以降のバージョンをプレイする場合には 『EASY』を選択するのもアリかと思います。
難易度ごとの違いは以下の通りです。
高難易度ほどプレイヤーキャラクターの”ライフゲージ”が短くなる。
高難易度ほど、消費系アイテムを一度に持てる個数が少なくなっている。
高難易度ほど、消費系アイテム全般を一度に所有できる個数と、 1つのアイテムボックスから入手できる個数が少なくなる。
高難易度ほど、敵兵士のライフや視力・聴力が向上する。 また、気絶・睡眠に対する耐性もアップする。
高難易度ほど敵兵士の配置数が増える。また、『危険モード』になった際に 補充される敵の数も多くなっている。
難易度によってステージ中のアイテム配置が異なる。 また、『EXTREME』ではレーションが 一部のボス戦中や敵兵士から奪う以外に入手する方法がなく、『EUROPEAN EXTREME』では 一切手に入らなくなっている。
高難易度ほど、ゲームステージ中で回避・破壊しなくてならない ”トラップ (罠)”の数が多くなっており、配置場所も変わっている。
本攻略では、(サブスタンス以降のバージョンで言うところの) 難易度『VERY EASY』、『EASY』、『NORMAL』、『HARD』に対応しています。 『EXTREME』以上の難易度をプレイする場合には マップやテキスト (解説)が完全に対応していないことをご了承ください。
ちなみに、『HDエディション』の難易度選択画面における 最高難易度『EUROPEAN EXTREME』の説明で『発見即ゲームオーバー』と記載されていますが、これは誤記です。 MGS2では『HARD』以上の難易度 (全バージョンで共通)において、 後述するメニューで別途『発見即ゲームオーバー』のON/OFFが可能となっています。
難易度を選択すると、次に 以下の3つの選択肢が表示されます。 ”ソリトンレーダー”とは、画面右上に 周囲の地形と人間の視界が表示される機能を表します。 また、”イントルードモード”とは、ロッカー内などの 狭い場所にいる時の視点モードを指します。
ソリトンレーダーがイントルードモードにおいても 表示されるようになる。ただし、敵に発見された時には使えなくなる。
ソリトンレーダーが、イントルードモードや 敵に発見された時に使えなくなる。
ソリトンレーダーが常に表示されなくなる。
『2』のモードがストーリー的な設定ともリンクした標準的な仕様になっています。 よほどプレイがうまくいかない場合や 逆に”縛りプレイ”をする場合以外は、『2』を選択しておけば良いかと思います。
レーダータイプを選択した後、難易度『HARD』以上を選択している場合のみ 『発見即ゲームオーバー』のON/OFFを選択する画面 (GAME OVER CONDITION)が表示されます。 『GAME OVER IF DISCOVERED』を選ぶと敵に発見された瞬間にゲームオーバーとなり、いわゆる”縛りプレイ”用のモードになります。 通常プレイの場合は『NOT GAME OVER IF DISCOVERED』を選びましょう。
サブスタンス以降のバージョンをプレイしていて すでにクリアデータが存在している場合、ゲームステージで 敵兵士から奪える”ドッグタグ (軍人が携行する名札のようなもの)”のモードを 選択する画面が表示されます。 ここの選択によってドッグタグに記載されている兵士の名前が変化します。 なお、この切り替えはボーナス要素の解放に関わる ドッグタグの”取得率”には影響しません。
『2001 DOG TAGS』を選ぶと オリジナル版 (2001年発売)の仕様、 『2002 DOG TAGS』を選ぶと サブスタンス (2002年発売)の仕様になります。 初プレイの場合は自動的に2002年版になります。
すべての設定が完了すると そのままゲームが開始されます。 まずはデモシーンが再生され、続けて無線による会話が始まります。