本作と同じく移植も行われている作品で、 MGS1の拡張版『メタルギアソリッド インテグラル』が存在します。 インテグラルもストーリーは同じで 本編以外のやりこみ要素が多く追加されているのですが、そちらは”英語音声のみ”となっています。 日本国内版の英語音声バージョンは『1』と『2』しか発売していないため、 今回MGS1が初プレイで 続けてシリーズをプレイしていく予定の方には まず無印版のプレイをオススメします。 インテグラルはあくまで、MGS1をクリア済みの人が プラスアルファとして楽しむものと考えたほうが良いかと思います。
また、インテグラルではMGS1 (無印)と異なり 難易度選択があるなど、本編のゲーム部分でも違いがあります。そのため 本コンテンツではインテグラルの攻略には完全に対応していないことをご了承ください。
このMGS1、今となっては『メタルギアソリッド』シリーズの第1作目と知られていますが、 実は当時は、それ以前に制作された2D (ドット)グラフィックの2作品『メタルギア』 および『メタルギア2 ソリッド・スネーク』の 続編、第3作目として制作されました。 そのため、ある程度は新規ユーザーに対する配慮が行われているものの、 意外と初見プレイだと分かりづらいワードがいくつか登場します。
もちろん過去2作を先にプレイするのが理想ですが、古い作品で抵抗があるという方のために MGS1には過去2作のストーリーをすべて文章で読めるモードが搭載されています (タイトルメニューから『SPECIAL』>『PREVIOUS OPERATIONS』を選択すると閲覧可能)。 しかし、そちらも結構な長文なので『めんどくさい!』という人も多いかと思います。 そういう人のために、これだけは抑えておけばOKというワードをここで紹介しておきます。
ひとまず、以下の”9つのワード”の意味をざっくり覚えておけば良いかと思います (これ以上は絞りきれませんでした……笑)。
過去2作品、および今作の主人公。アメリカ陸軍の特殊部隊出身。 単独潜入ミッションのエキスパートで、過去作での活躍を経て ”伝説の英雄”と呼ばれている。その名前は本名ではなく コードネームである。
”核搭載二足歩行戦車”。いわば核攻撃機能を備えたロボット。 過去作でスネークが二度に渡ってこのメタルギアを破壊し、世界を核攻撃の危機から救った。
アメリカ陸軍の特殊部隊。非常に優秀な兵士によって構成される精鋭部隊であり、主に隠密作戦を得意とする。 かつてスネークが所属していた。
FOXHOUNDの初代総司令官にして、20世紀史上最強と言われた伝説の兵士。 独自の軍事国家を築きアメリカを裏切ったことから 過去2作品で”ラストボス”としてスネークと敵対。2作目『メタルギア2 ソリッド・スネーク』にて スネークの手によって殺害された。
かつてビッグボスが南アフリカ奥地に築いた武装要塞国家で、 1作目『メタルギア』の舞台となった戦場。 彼の提唱する『兵士にとっての理想郷』を意味する言葉でもある。
かつてビッグボスが中央アジアに築いた武装要塞国家で、 2作目『メタルギア2 ソリッド・スネーク』の舞台となった戦場。
ビッグボスの後任としてFOXHOUNDの司令官を務めていた軍人で、 ザンジバーランドにおけるミッションを指揮した。 現在はすでに退役しているが、スネークからはかつての階級である ”大佐”という愛称で呼ばれる。
かつてFOXHOUNDにおいてビッグボスから最も優れた隊員と讃えられ、 スネークの先輩でもあった優秀な兵士。 アウターヘブンではスネークと協力したが、ザンジバーランドにおいては 彼はビッグボスの右腕としてスネークと敵対し、やがて彼との決闘の末に討ち倒された。
グレイ・フォックスの本名。
ちなみにこれは余談ですが、本作の『ソリッド (SOLID)』というタイトルは もちろん主人公”ソリッド・スネーク”の名前にもかかっていますが、その単語が『三次元立体』という意味も持つことから ”初の3D作品”、”第3作目”という意味合いも込めたトリプルミーニングとなっているのです。
MGS1のゲーム画面比率は『4:3』です。 ゲームアーカイブス版でプレイしている場合には 設定によって左右に引き伸ばされたワイド画面になっている場合があります。 もしオリジナル通りの画面比率でプレイしたい場合には設定を確認しましょう。
参考までに、PS3の場合の設定方法は以下の通りです(ゲームの起動後の操作になります)。
ゲームを起動すると 自動的に『オープニング映像』が再生されるので、 初プレイ時にはボタン操作をせずに待ちましょう。終了すると、そのままタイトル画面へと移行します。
タイトル画面が表示されたら、ゲームを始める前に メニューの『BRIEFING』から 今回のミッション開始に至るまでのストーリーを フルボイス映像で鑑賞することが出来ます。 全再生時間が”20分以上”と少々長いですが、ストーリーを十分に理解したい場合には プレイ前に観ることをおすすめします。
『BRIEFING』を選択して1つ目の映像の再生が終わったらメニュー画面が表示されますが、 ”すべての映像を観終わる前に”一度『EXIT』を押すと隠し映像を観ることができます。 しかしその場合、映像の再生後にタイトル画面へと戻ってしまうため、すべてを観る場合には再び『BRIEFING』へ戻り 改めて1つずつチェックしていきましょう。
映像の種類とそれぞれの再生時間は以下の通りです。最初は表示されておらず 再生していく中で追加されるメニューもあります。
FILE 00:指令内容説明 |
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FILE 01:作戦概要 |
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FILE 02:作戦メンバー |
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FILE 03:詳細情報 |
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EXIT |
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MGS1は初代PlayStationのゲームであるため、 オリジナル版や ゲームアーカイブス版でプレイしている場合には 起動時にアナログスティックが有効になっていません。 PS1、PS2のアナログスティック付きコントローラ (デュアルショック)を使用している場合には 中央の『ANALOG』ボタンを押して有効化しましょう。
ゲームアーカイブス版でプレイしている場合には ゲーム画面で設定する必要があります。参考までに、以下はPS3の設定方法になります。
ミッションブリーフィングを観終わったら タイトルメニューの『NEW GAME』からゲームを開始しましょう。 本作MGS1には難易度選択はありません (拡張版の『インテグラル』や リメイク作品の『ザ・ツインスネークス』には 難易度が存在します)。
ゲームを開始するとデモシーンが再生され、続けて無線による会話が始まります。